みんなが笑顔になれる場所。String Cheese Incident @ Red Rocks2006年の〈フジロック〉を最後に来日していないストリング・チーズ・インシデント。2年間の活動休止はあったものの、今もアメリカではトップランクの人気を誇る「ジャムバンド」だ。彼らの地元であるコロラド州のレッドロックスでは、毎年3日間に及ぶショーが開催されている。コロラドだけではなく、アメリカ各地からこの日のためにオンザロードしてくるフレンドオブチーズたち。チーズのファンにとっては、まさにこの地が約束の場所であり、この時間が約束の時間なのだ。文 = 林 智美 text = Tomomi Hayashi写真 = 林 大輔 photo = Daisuke Hayashi2017.12.27 09:15NEWSFESTIVALFEATURE
【APPI JAZZY SPORT/インタビュー】東北にMUSIC&SPORTのカルチャーを根付かせるために。岩手県の安比高原で開催を続けているAPPI JAZZY SPORT。2018年で12回目の開催を数える。冬の岩手という条件でフェスを続けていくのは、強い思いが必要だろう。開催当初から実行委員長を務めるCHOKUさんに、AJSに託す思いを答えてもらった。2017.12.26 06:40NEWSFESTIVAL
【ブラリフェス/FESTIVAL de FRUE】知らない世界を味あわせてくれるライブという深い時間。FESTIVAL de FRUE 2017 11.03~04@つま恋リゾート彩の郷 今年の秋フェスで、もっとも期待し、もっとも胸を躍らせていたのが「FRUE」。なんてったって、あのジャジューカが初来日する。モロッコのリフ山脈南側に位置するスリフ族の村で数千年とも言われるほど長く継承されてきた音楽は、ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズやオーネット・コールマンを魅了してきた。ヨーロッパでさえほとんどライブをしていないはずなのに、本当に日本までやってきてくれる。ジャジューカだけではなく、ファビアーノ・ド・ナシメントやババズーラなど、ここでしか見ることのできないアーティストがラインナップされている。直前のインタビューでオーガナイ...2017.12.24 23:16NEWSFESTIVAL
桐生のPurveyorsが導いてくれる旅とフィールドワーク。 2017年3月にオープンした旅とフィールドワークのコンセプトストア「Purveyors(パーベイヤーズ)」。群馬県桐生市の市街地にある。かつて鉄工所だった建物をリノベーションして、ショップとして新たに再生させた。このショップの代表が小林宏明さん。「樹々の温もりを感じ、自然・オーガニック・アウトドアの空気感を親子で一日中楽しめる」ことをコンセプトにしたイベント、アコースティックビレッジのオーガナイザーでもある。「アコースティックビレッジ」は今年埼玉と松戸で開催された。「森、道、市場」のアコースティックビレッジも、もちろん小林さんのオーガナイズだ。 東京をベースに活動を続けてきた小林さんにとって、桐生はそれほど縁が深い場所ではなかった...2017.12.22 02:22NEWSGEAR
【ブラリフェス/朝霧JAM】キャンプインフェスの楽しさを確認する場所。朝霧JAM10.07〜08@ 富士山麓朝霧アリーナ・ふもとっぱら 朝霧JAMには、ここ数年はキャンプよろず相談所のメンバーとして参加している。開催前日の金曜に入って月曜まで。キャンプよろず相談といっても、朝霧JAMに参加する人たちはキャンプインフェスに慣れているような人が多く、相談はそれほど多くない。今年、自分が受けたテント関係での相談は2件のみ。一番多いのが、キャリーカートのタイヤ付近の破損。キャンプ道具だけではなく、食材や飲み物など、「これ、朝霧JAM期間中に消費できるの?」って思ってしまうほどの、相当な量の荷物の重さによって、タイヤ付近が悲鳴をあげてしまう。火を使っていいBサイトに行く人は荷物が多くなりキャリーカートを使ってい...2017.12.21 02:53NEWSFESTIVAL
集まった署名は3万5978筆。横浜・瀬上沢の自然を守る活動は続けられる。 昨日(12月19日)、「横浜のみどりを未来につなぐ実行委員会」が12月10日まで行われていた、横浜市栄区上郷町周辺の都市計画の是非を問う住民投票の実施を目指して集められた署名についての記者会見を行った。 開発計画の賛否を問う直接請求のための署名数は3万5978筆(総署名数3万6441、不備署名463)だったと発表された。目標としていた横浜市の有権者数の50分の1である約6万2000筆に達しなかったため、直接請求は行われない。 9月15日から、衆議院選挙による中断期間も含め、およそ2カ月に及んだ署名を集めるという活動において、瀬上沢の開発のことが多くに人に伝わった。記者会見では、集められた署名用紙がテーブルに置かれていた。残念ながら...2017.12.20 02:24NEWS
バンドとプロダクションという ふたつのベクトル【WONKインタビュー】ジャズ、ヒップホップ、R&Bなどのブラック・ミュージックを現代のバンドサウンドとして再構築すること。2月には初のヨーロッパツアーも敢行したWONKのさらなるビジョン。文=菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真=伊藤愛輔 photo = Aisuke Ito––– 去年あたりから急激にWONKとい名前をメデイアなどで見るようになりました。アラタ 結成は2013年なんです。ライブを定期的にやるようになったのが去年の1月からですね。––– どういった経緯で結成に繋がっていったのですか?エザキ 僕らは大学のブラック・ミュージック系のサークルで出会ったんです。ジャズなどのブラック・ミュージック系のサークルってソロで...2017.12.18 02:47NEWSINTERVIEWFEATURE
光に導かれる再生。GOMA個展、新宿高島屋で開催中。 12月26日まで、新宿高島屋の美術画廊で、「GOMA個展〜再生〜」が開催されている。 2009年11月に、不慮の事故にあい、GOMAさんは多くの記憶を失ってしまった。しばらくしして高次脳性機能障害であると診断され、その障害とは今も付き合っている。 自分がどういう存在なのか。もしかしたら、その重要な悩みさえ、瞬間には感じていたはずなのに、記憶に蓄積されていかなかった時があったのかもしれない。苦悶した日々が続いていたなかで、自ら最初に手にしたのが相棒のディジュリドゥではなく絵の筆だった。音楽やダンスを表現の手段としていたGOMAさんは、それまで絵を描いたことがほとんどなかったという。そして描かれたのがドットの絵、脳に浮かんだ光の絵だっ...2017.12.15 01:48NEWSREVIEW
白浜フラワーパークの台風被害からの新たな一歩。【米原草太インタビュー(あわのネ/白浜フラワーパーク】10月23日に静岡県御前崎付近に上陸した台風21号。この台風によって、南房総にある白浜フラワーパークは、大きな被害を受けた。60年近く前に開園した植物園は、2年前にキャンプサイトもオープン。野外フェスの会場としても使われるようになった。「あわのネ」のオーガナイザーとしてこの場所と出会い、キャンプ場の企画を提案し、その流れで白浜フラワーパークのスタッフとして働くようになったのが米原草太さん。どうにかしてこのキャンプ場を復興させたい、ここで子どもの笑顔が見たいと台風の一週間後にクラウドファンディングを立ち上げた。2017.12.14 08:48NEWSINTERVIEW
Oregon Clips 宝船はスペースシップとなり【DACHAMBOアメリカ・オレゴン紀行】太陽が月によって覆われる皆既日食。ほぼ1年に1回、地球のどこかでこの天体ショーは行われている。今年8月21日、北米大陸を横断するように皆既日食が起こった。アメリカ、オレゴン州の沙漠地帯で開催された野外パーティーが〈OREGON ECLIPS〉。世界各国のパーティーオーガナイザーが集結して、世界各国からアーティストを招いて7日間に及ぶパーティーを開催した。日本を代表して出演したのがDACHAMBOだった。日蝕という特別な時間に受け取ったものとは何だったのか。文 = AO YOUNG text = AO YOUNG写真 = 宇宙大使☆スター photo = Uchu Taishi ☆ Star 皆既日食。 結論から言えば、はるかに想像を...2017.12.12 01:41NEWSFESTIVALFEATURE
歌という音楽の核を発信すること【T字路sインタビュー】一回耳にしただけで忘れられない声がある。そんな声はエネルギーに満ちている。歌という言霊。小さなバーでもビッグフェスでも、自分たちの歌を届けるというふたりのスタンスは変わらない。文=菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真=北村勇祐 photo = Yusuke Kitamura––– どんな経緯で、ふたりでT字路sをはじめたのでしょうか。妙子 ずっと3ピースのロックバンドをしていたんですけど、突然解散することになってしまったんです。弾き語りでもやろうかと思ったんでが、どうも心もとなくて。他にスカバンドでギターを弾いていたんですけど、そのバンドのライブのときに対バンで出ていて顔見知りになっていた篠に、何曲かベースを弾...2017.12.12 01:40NEWSINTERVIEWFEATURE
【ブラリフェス/中津川 THE SOLAR BUDOKAN】地球に対する愛情と先人の音楽家へのリスペクト。中津川 THE SOLAR BUDOKAN09.23〜24@中津川公園内特設ステージ 2日間で2万5千人もの人が集った。会場が運動公園ということもあってか、それほど人で混んでいるという感じもない。〈ソーラー武道館〉の特徴は、ソーラーで電源をまかなっていることはもちろんなのだけど、主催者である佐藤タイジが、いかに音楽に対して、ミュージシャンに対してリスペクトしているのかが伝わってくるところにある。人気のあるバンドと、日本の音楽シーンを構築してきたレジェンドとも思えるミュージシャンたちを受け入れている。そのフェスとしての懐の深さが、客層の広さにも繋がっているのだろう。 集客数を考えれば、日本を代表するビッグフェスのひとつと言っていい。け...2017.12.11 02:14NEWSFESTIVAL