2022.06.23 01:00ビート~カウンターカルチャーの スピリットを日本に伝えていく使命。【Flying Books(山路和広)】ミニプレスを含め、様々なスタイルで刊行される本や雑誌。ある文化をクローズアップし、独自の目線でセレクトするには、新刊ではなく古書というジャンルが正道だった。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真 = 伊藤愛輔 photo = Aisuke ItoNEWSINTERVIEWFEATURE
2022.06.13 08:001/4エコロジーという ライフスタイル。【KINARI(彦根泰志)】何も染まっていなくて、これからどんな色にも染まっていく「生成り」。その色をタイトルにしたKINARI。様々な都市のカルチャーという独特な色を雑誌に加味している。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真 = 須古 恵 photo = Meg Sukoー 創刊したきっかけを教えてください。彦根 スタイリストをしていました。『KINARI』を発行してくれることになるネコ・パブリッシングでも仕事をしていて、編集長に「自分が思い描く雑誌を作りたい」って、お酒の席で言ったんです。そしたら本当に創刊することになりました。ー スタイリストだったわけだから、ファッション誌を作りたいと思った?彦根 ファッション誌ではなく、基本...NEWSINTERVIEWFEATURE
2022.06.09 23:00他のものではない、ラビラビという人生。【RABI RABI】2021年11月に結成20年を迎えたラビラビ。長く3人体制での活動が続いていたけれど、2018年にグルーヴを支えたPIKOが脱退。ふたり体制になっても、変わらずにラビラビとしての旅は続いている。文・写真 = クリススカルtext & photo = Sukaru Kurisuー 2021年11月11日に、ラビラビは結成20年を迎えました。az3 今とは違うメンバーとふたりでスタートさせたんですけど、やっていくうちに方向性が変わってしまって。それでNanaが入ったんですね。20年はNanaが入ってからです。ー 旅をするようになったのは?az3 原宿のギャラリーで、自分たちが出したアルバムの曲を、いろんなアーティストがアートとし...NEWSINTERVIEW
2022.05.27 00:20形あるものの無限性。【ちゃぶ台 / ミシマ社(三島邦弘)】一冊の本には、かけがえのない出会いをもたらす力がある。形があるからこそ生まれる無限の関係性。一冊入魂をモットーに、時代に流されることのない真のある本や雑誌を生み出し続けている。文 = 宙野さかな text = Sakana Sorano写真 = 伊藤愛輔 photo = Aisuke Itoー どんなきっかけでミシマ社を立ち上げたのですか。三島 大学を卒業して、2社の出版社に勤めていました。2社目が、会社と自分が水と油というか、どうしても自分の体質と合わなかったんです。何度も気持ちを持ち直して頑張っていたんですけど、フッと「自分で出版社を作ればいいんだ」って直感的に閃きました。自分なりにやることはやって、万策が尽きたなかでポンと出て...NEWSINTERVIEWFEATURE
2022.05.24 00:00【ローホー・インタビュー】無人島フェスという遮断された先にある自分たちの自由。2020年にクラウドファンディングによって開催が予告された無人島でのフェス。コロナ禍によって会場が使えなくなるなどの壁を乗り越えて、いよいよ実現する。出演者もスタッフも、すべての人が船で行くことになる無人島。オーガナイズするNEKOSOGIのローホーに思いを聞いた。NEWSFESTIVALINTERVIEW
2022.04.18 02:06玄米菜食〜発酵で気づいた身体の声。大地と過ごすことで得られる喜び。【ジャー村(発酵農園)】時間に追われ、体調を崩してしまったライブハウス時代。そこから食によって身体は恢復していったという。人里から離れた山奥で、限りなく自給自足に近い暮らしをおくっている。文 = 宙野さかな text = Sakana Sorano写真 = 宇宙大使☆スター photo = Uchutaishi☆Starー 農的な暮らしをする前は、どんなことをしていたのですか。ジャー村 熊本市内のジャンゴっていうライブハウスでPAをしていました。はじめはレゲエ、ボブ・マーリーのメッセージから入って、いろんな音楽を聞くようになりました。多くのミュージシャンとも関わりを持つようになって。環境などへの意識が高い人も多くて、オーガニック・カルチャーの方々とも繋がり...NEWSINTERVIEWFEATURE
2022.04.07 02:21大鹿村で綴られていく音楽と農という持続可能なライフスタイル。【TAKERU ANBASSA】かつてヒッピーがコミューンを求めて田舎を目指したように、80年代に自然のなかの理想郷のひとつとなった長野県大鹿村。この村で育った第二世代による未来思考の音楽と農のバランス。文 = 菊地 崇 text = Takashi kikuchi写真 = 宇宙大使☆スター photo = Uchutaishi☆Starー 大鹿村で生まれたのですか。タケル 親父たちが大鹿村に来たのは俺が生まれる2~3年前。最初は古民家を借りて暮らして、数年してもっと奥深い山に場所を見つけ、そこを開拓して家を建てた。水が湧いているということで、その場所に決めたそうです。その山に引っ越したのは俺が小学校4年か5年のとき。ー 音楽をやりはじめたのはいつ頃?タケル 歌う...NEWSINTERVIEWFEATURE
2022.03.27 03:07【SYNCHRONICITYインタビュー】心の底から楽しいと思える時間の創出を。「シンクロニシティ」の3年ぶりの開催が近づいてきた。アップトゥーデイトなアーティストをラインナップしていることから、コロナ前は「シンクロニシティ」が、その年のフェスで活躍するアーティストたちをいち早く体験できる場であり、フェスシーズンの幕開けを感じさせてくれる場だった。まん延防止等重点措置が終了したとはいえ、コロナが収束したとは言えない状況にあって、来場者数を全体のキャパシティの50%程度に制限しての開催が予定されている。オーガナイザーの麻生潤さんに、開催直前の思いを聞いた。NEWSFESTIVALINTERVIEW
2022.03.26 03:00【PARKSインタビュー】公園をもっと自由に楽しむ。ライブ&DJも充実のフェス型フリーマーケットが、泊まれる公園で開催。静岡県愛鷹山の麓にある「泊まれる公園インザパーク」で自由参加型のフリーマーケットが開催される。事前予約が必要ないフリーマーケット。これが実現できるのも、ゆったりとしたスペースがあるからなのだろう。このイベントが特徴的なのは、イベントのBGMとしてライブ&DJが行われること、そしてマーケットの終了時間が22時と開催時間が長いこと。音楽がありマーケットがあるという意味では、フェスのような雰囲気も味わえるに違いない。PARKS.クルーにイベントの思いを明かしてもらった。NEWSINTERVIEW
2022.03.10 01:12農家と消費者をつなぐ八百屋というポジション。【鈴木鉄平(青果ミコト屋)】不揃いの野菜だからこそ、それぞれの個性がある。おいしい野菜を広めていくためには生産者の思いを伝える役割の人間が必要だと考え、八百屋という道を選んだ。文 = 宙野さかな text = Sakana Sorano写真 = 伊藤愛輔 photo = Aisuke ItoNEWSINTERVIEWFEATURE
2022.02.17 05:00どこかで不要になったものを生かす循環型オーガニック農業。【野原健史(のはら農研塾)】人間が作り出した「不要」なものが循環する社会。その一歩目として選んだのがオーガニック農業だった。消費社会の不都合をプラスに変えていく農業による挑戦。文 = 宙野さかな text = Sakana Sorano写真 = 宇宙大使☆スター photo = Uchutaishi☆Starー 「のはら農研塾」をスタートさせたのはいつだったのですか。野原 自分ではなく、25年くらい前に親が立ち上げたんです。親はゴミの最終処分場を営んでいました。最終処分場って、広い土地が必要なんですよ。それで農地を購入して、処理場として使わないものは、そのまま農地として現代農業をしていました。ー 野原さんが農業をやろうと思ったきっかけは?野原 しばらくは親の仕...NEWSINTERVIEWFEATURE
2022.02.08 08:29アートと自然とコミュニティが ハイブリッドした桃源郷の構築。【檻之汰鷲】パーティーからアートへ。旅の先に行き着いたのが、自分が集落をデザインしていきながらアートとして結実していくランドスケープ・アート。北茨城で新たなコミュニティを構築している。文・写真 = 菊地 崇 text・photo = Takashi Kikuchiー 野外、あるいは田舎に興味を持ったのは、どんなきっかけがあって?檻之 学生のときに音楽が好きで、ライブハウスとかクラブで遊んでいたんですね。友人が山のなかでイベントがあるらしいってどこかから聞いてきて。確かな情報ではなかったんですけど、場所だけはなんとなくわかったので、友人と電車を乗り継いで行ったんです。そしたら自分の想像のスケールを超えるパーティーが行われていた。それから野外パーテ...NEWSINTERVIEWFEATURE