それぞれの小さな日常が集う場。【森、道、市場(岩瀬順子/山田高広)】2021年秋、開催当初から〈森道〉という場を作ってきた岩瀬貴己さんが急逝した。岩瀬さんが望み、築いてきた〈森道〉というスタイルは、確かな意志を持って継続されている。文・写真 = 宙野さかな text・photo = Sakana Sorano2023.05.22 04:47NEWSFESTIVALINTERVIEW
東北にともったフェスカルチャーの継続。【ARABAKI ROCK FEST. 23(菅 真良)】東北にフェスカルチャーを根付かせることを目的にはじまり、いつしか東北を代表するフェスに成長していった。その東北のフェスの灯火をともし続けていくために。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi 写真= ARABAKI ROCK FEST./菊地 崇–––– 菅さんが<アラバキ>をはじめようとしたそもそものきっかけから教えてください。 80年代から90年代にかけて、宮城県のスポーツランドSUGOというところで<ロックンロールオリンピック>というイベントが開催されていたんです。–––– RCサクセションが出演した初回に行きました。 僕は出身が福島なんですけど高校時...2023.04.27 23:30NEWSFESTIVALINTERVIEW
レイドバックした時間を楽しむ約束の場所。【Hyde Park Music Festival 2023(麻田 浩)】アメリカの雰囲気が漂っていた狭山という町に、70年代には多くのミュージシャンやアーティストが移り住み、数多くの作品を生み出していった。時代を経てもその輝きは失っていない。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi 写真 = 須古 恵 photo = Meg Suko2023.04.25 09:00NEWSFESTIVALINTERVIEW
ローカルな部分にこそ残されている町の個性。【結い市/結いのおと(野口純一)街中マルシェ・街中フェスという新しいスタイルで多くの人を集めている茨城県結城市。それぞれの町にある魅力をどう発信していくか。場作りを継続させることで波紋が広がっていった。文・写真 = 菊地 崇 text・photo = Takashi Kikuchi–––– 出身が結城だったのですか。 結城ではなく古河なんです。同じ茨城の県西エリアではあるんですけど。20代の頃は東京で、いわゆるファッション畑にいたんですね。それで田舎に帰ることになって、運良く入ることができたのが結城市の商工会議所だったんです。実家から遠くはなかったんですけど、結城には来たことがなくて。商工会議所って地域の総合経済団体という立場で、地域振興も役目のひとつっていう...2023.04.08 03:00NEWSFESTIVALINTERVIEW
【結い市/結いのおと(野口純一)】ローカルな部分にこそ残されている町の個性。街中マルシェ・街中フェスという新しいスタイルで多くの人を集めている茨城県結城市。それぞれの町にある魅力をどう発信していくか。場作りを継続させることで波紋は広がっていった。文・写真 = 菊地 崇 text・photo = Takashi Kikuchi2023.03.02 01:42NEWSFESTIVALINTERVIEWFEATURE
自分を無価値と考えることからの卒業。【鎌仲ひとみ】長野県辰野町に移住したことで知ったメガソーラー建設の現実。地域住民にとってのプラスはなになのか。日本という社会から見えてくる原発やメガソーラーという経済システムから脱却するための一歩とは。文・写真 = 宙野さかなtext・photo = Sakana Soranoー 2020年に東京を離れ、長野県辰野町で暮らしていらっしゃいますが、この場所との出会いを教えてもらえませんか。鎌仲 神奈川県大和市になないろ畑という有機農園があるの。社会的な取り組みもいろいろやっているところで、そこで私の映画の上映をしてくれた。お金がないから野菜で払わせてくれと。それを了承したら、毎週野菜が送られてきた。いつまで続くのかと思っていたら、およそ1年も続いた...2023.02.10 06:00NEWSINTERVIEWFEATURE
【インスペクター・クルーゾ(The Inspector Cluzo)インタビュー】農業をすること感じ取った「地平線」に込めた自由と希望。2022年の朝霧JAM。ギターとドラムという最小編成のバンドで、ロック&ブルースを奏でてくれたインスペクター・クルーゾ(The Inspector Cluzo)。彼らはロッカーという顔を持つ一方、農家という二本のわらじを履いている。しかもその農法は、自家採種の手間と時間を要するものだ。ふたりにとっての、農業と音楽の関係性について聞いた。文 = 菊地 崇text = Takashi Kikuchi–––– ファーマーでもあるとお聞きしたんですけれども、ファーマーとミュージシャンのどちらをはじめにやられたのですか?ローラント 音楽活動のほうが古いよ。今はファーマーとしてが、自分たちの中では重要になっているかな。農業もやってミュージシャ...2023.02.02 08:57NEWSINTERVIEW
〈頂〉が示したバイオディーゼルの方向性。【小野晃義(頂)】フェスにおいても、できるだけ地球に負荷をかけない。自分たちができることから実践させていく。不要になった天ぷら油をフェスに持って来させる呼びかけは、日常の暮らしとフェスをオーガニックなつなぐ道しるべになったのかもしれない。文 = 菊地 崇text = Takashi Kikuchi2023.01.25 06:00NEWSINTERVIEWFEATURE
自分たちでエネルギーを自給していくためのアイデア。【大塚尚幹(自エネ組)】原発事故によって目の当たりにした「お金の無価値感」。自分や家族だけではなく、日本という国がエネルギーを自給するためには、ローテクなアイデアを無理せずに継続させていく方法が真っ当な道なのかもしれない。文・写真 = 宙野さかなtext・photo = Sakana Soranoー 大塚さんが共同代表を務められている自エネ組はいつ立ち上がったのですか。大塚 福島原発事故があった翌年の春あたりに、自エネ組っていう名前をつけたのがはじまりです。自分たちで自給できることはしていきましょうと。その中心となる要素がエネルギーでした。できる限り独立電源で暮らしていこう。このメッセージは全国に広まっていきましたね。ー 自エネ組が関わったなかで、どのくら...2022.12.27 01:27NEWSINTERVIEWFEATURE
電気を作る人と使う人がつながる電気のコミュニケーション。【長島遼大(みんな電力)】毎日食べるものは「顔の見える生産者」から購入したい。そこには顔が見えることによる安心でつながれている。食べものだけではなく、電気も生産者を選びたい。地球に優しい電気を使いたい。そんなシンプルな思いがみんな電力のベーシックに存在している。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真 = 須古 恵 photo = Meg Suko2022.12.01 05:42NEWSINTERVIEWFEATURE
全体を俯瞰するポジション。【小泉“P”克人】2022年夏の参議院議員選での山本太郎の街宣の後ろ側で、声を引き立たせるようなサウンドが流れている。それをライブで演奏していたのが小泉“P”克人だ。声のジャマにならずに、人を惹きつける音。ベーシストとしての長い経験から導き出された音だった。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真 = 須古 恵 photo = Meg Suko2022.11.24 08:00NEWSINTERVIEW
【あのり拍子(井出辰之助)インタビュー】地域に受け継がれてきた伝統をつなぎ、地元へと還元していくための新しい祭り(フェス)。 2022年は数多くのフェスが開催された。その多くが、コロナ禍からの再生という大きなミッションを持っていたと言っていいだろう。新しいフェスも生まれ、開催される時期は以前よりもはるかに長くなっている。11月最後の週末に、三重県志摩市で初開催されるのが『あのり拍子 -anorhythm-』。このフェスを企画し、立ち上げたのがインフュージョンデザイン。インフュージョンデザインは、GREENROOMやTAICOCLUB、NEW ACOUSTIC CAMPなどの数々の野外フェスの制作に関わり、現在の野外フェスの一役をかってきた会社だ。FUJI & SUNでは主催にも名を連ねている。「たまたま志摩市にご縁ができたんですね。コロナ禍になり...2022.11.20 02:18NEWSFESTIVALINTERVIEW