【FREEDOM JAPAN FESTIVALインタビュー】非日常に没入できる場の創出を求め、ハートランド朝霧で初開催。 朝霧でのフェスといえば「朝霧JAM」がまず思いつくが、ハートランド朝霧でもかつては数々のフェスが開催されてきた。「LStD」や「ARTh camp」など、自由な雰囲気のなかで、参加者がその場を共有する個性的なフェスが多かった。「青空camp」も、そんな自由が根底に流れているフェスだった。その「青空camp」での幸福なフェス体験を、今に繋いでいくのが初開催される「FREEDOM JAPAN FESTIVAL」なのかもしれない。オーガナイザーの花角浩彦さんにメールインタビュー。–––– 開催しようと思ったきっかけを教えてください。 最近、自分で何かを創りだしたいという欲求が生まれてきて、何をやるか考えていた。思いついたことをメモに書き...2025.10.16 01:47NEWSFESTIVALINTERVIEW
【PARLOR GREENSインタビュー】11月に初の単独来日公演を控えるオルガン・トリオから発信されるインストゥルメンタル・ソウル・ミュージック今年のフジロックで初来日したPARLOR GREENS(パーラー・グリーンズ)。ファンク、ソウル、ジャズをベースにしたインスト・オルガン・トリオ。メンバーはティム・カーマン(Dr)、アダム・スコーン(Org)、ジミー・ジェイムス(Gt)の3人。それぞれが様々なプロジェクトを経たことで培われてきた感性とテクニックが、パーラー・グリーンズとしてひとつの音の塊になる。どんな経緯でバンドがスタートしたのか。3人で演奏して生み出されるものとは何か。そんな話を苗場で聞いた。文・写真 = 菊地 崇 text・photo = Takashi Kikuchi––– まず結成のいきさつから聞かせてください。ティム・カーマン 僕らはそれぞれ違うプロジェク...2025.10.09 06:00NEWSINTERVIEW
【Rural Actインタビュー】音楽を通じて、まちと未来をつなぐためのフェスという場所。熊本県南部の人吉球磨。令和2年の豪雨では、甚大な被害を受けた地域だ。豪雨から5年。音楽を通じて人と人、まちと未来をつなぐことを目的に、フェスが初開催される。なぜフェスという場を作ろうとしたのか。人吉球磨の魅力とは。Rural Act ‘25実行委員会メンバーで一般社団法人らぞLABO代表理事の北貴之さんにメールインタビュー。––– 令和2年7月豪雨から5年。甚大な被害にあった人吉球磨地域で、Rural Actが初開催されます。主催の「一般社団法人らぞLABO」は他にどんな活動をなさっているところですか。 私たちの住む熊本県人吉市は、令和2年7月の豪雨で大きな被害を受けました。被災直後の街を見たときに、「このままでは本当にまずい」と強...2025.10.01 08:22NEWSFESTIVALINTERVIEW
災害廃材を活かし、歴史もつないでいく【野原 健史(MASH-ROOM)】熊本地震で多くの方からもらった支援を、次は自分で返していく。そんな思いを持って続けていた復興支援のなかで生まれてきた災害廃材の再利用。ゴミとして焼いてしまうのではなく、それぞれの木材が暮らしのなかで培ってきた時間もバトンタッチしていく。文 = 宙野さかな text = Sakana Sorano写真 = 宇宙大使☆スター photo = Uchutaishi☆Starー 災害材などを再利用して生まれたMASH-ROOMの家具。そんな家具を生み出すことになったきっかけを教えてください。野原 きっかけは、やっぱり熊本地震です。実家が産廃屋で、全壊・半壊の家の解体が熊本のいろんなところではじまって、廃材が集まってきたんですね。その廃材は火...2025.09.24 01:00NEWSINTERVIEWFEATURE
【SOUND VACATIONインタビュー(大峯圭太/岩熊俊介/尾谷ひかり)】自分たちの思い描いた全方位多幸感のキャンプフェスを実現させるまで。10月に静岡県裾野市で初開催されるキャンプフェス「SOUND VACATION」。ラジオ番組をスタートするにあたって、番組の柱としてフェスの開催へ向かっていくことを掲げた。フェスを作っていくにために、ファンとしての楽しむための目線をどう積み上げていくか。そしてコンテンツのひとつひとつをどう広げていくか。出演するアーティストなどの人脈をどう築いていくのか。フェス開催への道筋がゼロだった番組スタートから2年半で、キャンプフェスがいよいよ立ち上がる。このフェスの主催メンバーの大峯圭太(wazacule)、岩熊俊介(RockBear / ダンサー)、制作として関わる尾谷ひかり(infusiondesign)の初開催に向けた対談。2025.09.15 07:30NEWSFESTIVALINTERVIEW
80年代から続く鼓童と佐渡(小木)の祭り。【洲崎 拓郎、菅野 敦司、上之山 博文|鼓童Production Notes】太鼓の演奏などを中心とした芸能集団として、日本のみならず世界で公演を続けてきている鼓童。ベースとなる「鼓童村」を佐渡・小木に開村する際の村祭りとして、〈アース・セレブレーション〉がはじまった。文・写真 = 菊地 崇 text・photo = Takashi Kikuchiー まず御三方が鼓童に入ったきっかけから聞かせてください。菅野 82年に公演を見に行った際に、パンフレットに鼓童村構想が書かれていたんです。その文章を読んで、「ここしかない、自分はここだ」と。それで入れてくださいとお願いしたんです。ー 鼓童村構想のどんなところに魅かれたのですか。菅野 私はカウンターカルチャーみたいなものを探していたというか、そんな思いもあってカリフ...2025.08.08 01:30NEWSFESTIVALINTERVIEWFEATURE
叩いて音を響かせるという魔力。【住吉 佑太、菅野 敦司、齊藤 栄一|鼓童Players Talk】太鼓に魅せられて、鼓童に入団したメンバーたち。時代が動いていくスピード感がどんどん速まっているのに対し、メンバーひとりひとりの内には変わらないものがある。文・写真 = 菊地 崇 text・photo = Takashi Kikuchi2025.08.04 01:00NEWSFESTIVALINTERVIEWFEATURE
【CANDLE JUNEインタビュー】フェスを再構築する場としての「Beyond」フジロックが開催される1週間前に、ピラミッドガーデンでフェスが開催される。このエリアを2010年からオーガナイズしてきたCANDLE JUNEが、フェスを再構築するためにスタートさせるフェスだ。福島や能登などでの数々の支援活動も「Beyond」にはつながっている。2025.07.08 00:00NEWSFESTIVALINTERVIEWFEATURE
自由は自分でつくるもの。【BEAUTIFUL PLANET(西林浩史)】年代後半から新しいミレニアムに入った頃。日本にスケートボード・カルチャーを広めた大きな要因のひとつがシューズブランドの「IPATH(アイパス)」だった。そのカルチャーを再び魅力あるものに進化させるために「Beautiful Planet」が生まれた。文・写真 = 菊地 崇 text・photo = Takashi Kikuchiー2000年代初頭に、スケートボードシューズ・ブランドとして人気を集めたアイパス。日本でのアイパスの人気は、当時の輸入代理店だった西林さんの功績が大きかったと感じていました。シューズを売るだけではなく、カルチャーとして広めたというか。スケートボード・カルチャーとはどんな出会いだったのですか。西林 1992年に...2025.05.12 01:17NEWSINTERVIEWFEATURE
半世紀も続けられた感謝を伝える時間。【春一番(福岡嵐)】1971年にはじまった〈春一番〉。中断はあったものの、半世紀以上にわたって続いてきた関西のみならず日本を代表する野外コンサートが今年5月で幕を降ろす。昭和、平成、令和。〈春一番〉の主催であり支柱だった福岡風太の息子・福岡嵐が、その決断をくだした。文・写真 = 菊地 崇 text・photo = Takashi Kikuchiー嵐さんの〈春一番〉の最初の思い出はいつになるのですか。嵐 1995年に復活したときですね。そのときは中学1年で、母に連れられていったのが最初の思い出です。〈春一番〉は71年にはじまって79年にいったん終わっています。僕は82年生まれだから、70年代の〈春一番〉は生まれていなかったですから。70年代を知らない世代...2025.04.21 04:34NEWSFESTIVALINTERVIEWFEATURE
【SYNCHRONICITY 麻生潤 × GREENROOM FESTIVAL釜萢直起】フェスの進化とフェス文化の定着。音楽の流行は、日本では20年周期でリバイバルするという説がある。20年の間には多様な音楽やアートが生まれ、数多くのアーティストたちがシーンに現れてきた。音楽やアートを核にするフェスシーンにおいても栄枯盛衰がつきまとう。2025年、ともに20年を迎える〈SYNCHRONICITY〉と〈GREENROOM〉。インディペンデントなスタンスのまま、変わらぬメッセージを掲げ、日本のフェスシーンを築いてきたふたつのフェスのオーガナイザー対談。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi 写真 = 須古 恵 photo = Meg Suko–––– 横浜の<グリーンルーム>と渋谷の<シンクロニシティ>。...2025.04.02 07:30NEWSFESTIVALINTERVIEW
【Neal Francis/Interview】アルバムとは違うライヴだけにしかない音楽の表現方法。2023年のフジロックで初来日したニール・フランシス。アラン・トゥーサンやドクタージョン、レオン・ラッセルなどの70年代サウンドを現代にアップデートさせた音楽で、アメリカで人気を集めているアーティストだ。3月に新作『Return To Zero』を発表。そのリリースツアーが3月からはじまり、4月にオーストラリアのバイロンベイ・フェスに出演した後、日本に単独ツアーとして初めてやってくる。ライブではよりグルーヴィーさが増す。アメリカのサイケデリック〜ジャムバンドの系譜にも位置しているアーティストだ。Q1:You say that Chicago is your hometown. What was your childhood like...2025.03.21 05:00NEWSINTERVIEW