【Sardine Headインタビュー】コミュニティのなかで構築〜継続されたきたライブ空間。2025年、活動25年を迎えるSardine Head。昨年末に12年ぶりとなるアルバムをリリースした。コロナ禍においても、自分たちのスタンスでライブを続けてきた4人。ジャム〜インプロビゼーションというシーンのなかにおいても、唯一無二の音楽を構築し、継続してきた。Sardine Head。長きにわたってバンドとして活動を継続させること、そして新作について聞いた。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真 = 須古 恵 photo = Meg Suko2025.02.08 02:00NEWSINTERVIEW
【宴-en-】みんなが笑顔の一日になるためのフリーフェスへ。クラファン挑戦中。 コロナ前から、フェスのスタイルは多様化していたけれど、コロナが終わってからさらに多種多様化につながっている。人気アーティストを集めたライブが主体なものもあれば、マーケットをメインにしたものもある。キャパの多い少ないも、行われる会場も野外から室内まで様々。 フェスの大きな流れのひとつにあげられるのが「家族で楽しめること」。家族で参加するにはハードルが高いけれど、フェスであれば高さはだいぶ低くなる。入場料のない野外でのフリーフェスであれば、ハードルはさらに低くなる。 静岡で開催される音楽イベントの「宴-en-」。入場無料での開催のためのクラウドファンディングに挑戦中だ。家族で参加してもらいたい、音楽を楽しんでもらいたい。その気持ちが、...2025.02.05 01:00NEWSFESTIVAL
【ヒプノシス】音楽とアートの幸福な関係。60年代アートワークでロックを芸術に昇華させたデザイン集団のドキュメンタリー、日本公開。 ビートルズやローリング・ストーンズらによって、ロックの礎が築かれていった60年代前半のイギリス。そして多種多様なものを取り込むことによってより広がっていたのが60年代後半。多種多様なもののひとつがジャケットのアートワークだった。盤に刻まれた音をジャケットによって表現する。そしてそれがアートとしても形成される。その先陣を切っていたのが、ピンク・フロイドでありピンク・フロイドのアルバムジャケットを手がけていたヒプノシス(Hipgnosis)だった。 ヒプノシスはストーム・トーガソン、オーブリー・“ポー”・パウエルによって共同で創立された。ケンブリッジでピンク・フロイドのメンバーと出会ったことが、ジャケットやツアーポスターの制作を開始...2025.02.03 06:28NEWS
【APPI JAZZY SPORT】日本を代表するスノー&カルチャーフェスが5年ぶりに復活開催。 コロナ禍によって、すべてのフェスの開催ができなくなってしまったのが5年前。復活してさらに人気を集めたフェスもあれば、復活したものの継続を断念したフェスもある。復活できないままのフェスもある。 そんななか、唯一無二のスノー&カルチャーフェスとして東北で10年以上の長きにわたって開催され、数少ない冬フェスとして多くのファンから愛されてきたAPPI JAZZY SPORT(AJS)が復活することが発表された。 このAJSが特徴的なのは、スキー場のフードエリアを使い、開演が18時だということ(終演が25時予定)。ホテル宿泊付きのプランもあり、フェスの当日も、フェスの翌日も、存分にスキー&スノーボードを楽しむことができる。2025.01.31 01:00NEWSFESTIVAL
【FUJI & SUN】第一弾アーティスト発表。そして超早割入場券の販売も開始。 より過ごしやすいキャンプインフェスを目指し、開催日程がゴールデンウィーク後の週末から5月末に変わった「FUJI & SUN」。2025年の第一弾アーティストとして7組のアーティストが発表された。折坂悠太(band)、柴田聡子、トリプルファイヤー、どんぐりず、ハンバートハンバート、MONO NO AWARE 、森山直太朗。2025.01.21 07:18NEWSFESTIVAL
祝・トムス・キャビン麻田浩80歳。傘寿の祝いにゆかりのアーティストが集結。 音楽プロデューサー、プロモーターとして、長きにわたって活動をしてきた「トムス・キャビン」の麻田浩さん。1976年に海外アーティストを招聘する会社「トムス・キャビン」を設立し、トム・ウエイツ、レヴォン・ヘルム、エルビス・コステロ、トーキング・ヘッズら数多くの海外アーティストの日本公演を手掛けてきた。フェスおいても、フジロックの立ち上げに関わり、ハイドパークミュージックフェスをオーガナイズするなど、数々の音楽(ライブ)の軌跡を残している。麻田さんがいなければ、日本の音楽シーンは今とは違っていたものになっていただろし、日本のフェスに今ほど多くの海外アーティストがラインナップされることがなかったかもしれない。 麻田さんの80歳の傘寿を祝い...2025.01.20 06:37NEWS
【ニール・フランシス】60〜70年代のアメリカン・ロックのきらめきを再提案。初の来日ツアーが4月に実現。 1月にメキシコのカンクンで開催されたフェス「DEAD AHEAD」。グレイトフル・デッドのボブ・ウィアが連日のようにヘッドライナーを務めたこのフェスに、スタージル・シンプソンなどとともにラインナップされていたのが、シカゴを拠点に活動を続けるシンガー・ソングライター/ピアニストのニール・フランシスだった。 2023年のフジロックで初来日したニール・フランシス。初の単独でのライブツアーが4月に決定した。 この3月にサードアルバム『Return To Zero』をリリースする。その後、ブルース、ロック、ルーツミュージックなどの「クラシックロック」において、今や世界最高峰のラインナップと言っていいオーストラリアの『バイロンベイ・ブルースフ...2025.01.14 09:11NEWS
【Kitty Livインタビュー】初のソロ作に込められた音。ロックンロールを奏でるファミリーバンド、キティ・デイジー&ルイス。末っ子であるキティ・リヴがソウルフルでファンキーなファースト・ソロアルバムをリリースしたのが24年夏。その直後にフジロックのステージに立った。そして年が明けた1月に初の日本ツアーが待っている。時間をかけて制作したというそのアルバムや家族からの影響などを聞いた。photo = Dean Chalkleytext = Sakana Sorano2025.01.10 08:00NEWSINTERVIEW
アメリカ音楽の神話のひとつがここに。『 ボビー・チャールズ 極楽の歌】公開中。 マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフ、チャック・ベリーといったブルースの巨人たちの作品をリリースしたシカゴのチェス・レコード。このレーベルから、50年代に白人シンガーとして唯一作品を発表していたのがボビー・チャールズだった。 ボビー・チャールズは、アメリカ南部のルイジアナで生まれた。ケイジャンと呼ばれる独特な文化や音楽が継承されているエリアだ。本名はロバート・チャールズ・ギドリー。60年代後半からソングライターとして、ファッツ・ドミノの「Walking To New Orleans」などの楽曲を提供している。 70年代に入るとウッドストックに移住。同じ町に住んでいたザ・バンドのメンバーなどとセッションをするようになり、初のフル・...2024.12.20 01:37NEWS
キャット・パワーが1966年のボブ・ディラン伝説のライブを日本で再現する特別な一夜。「伝説」と呼ばれるボブ・ディランのライブは数多いけれど、それぞれの自分史ではなく音楽史として捉えると、1966年のロイヤル・アルバート・ホールがその筆頭にあげられるだろう。アコースティクギターを手に歌っていたボブ・ディランが、途中からエレクトリック編成に切り替えたことによって、会場にいたファンからブーイングを浴びたショー。ロックの歴史を変えたショーとも言われている。 このショーを、アメリカのインディー・ロックのアイコンとして活躍を続けているキャット・パワーが丸ごとカバーしたライブが行われたのは2022年11月。『Cat Power Sings Dylan: The 1966 Royal Albert Hall』 としてリリースされて...2024.12.18 07:55NEWS
F.I.B JOURNAL8枚目のアルバムは、敏感肌ブランドOSAJIとのタッグによって完成。リリースライブは下北沢のADRIFTで。 8枚目のアルバム『現象 hyphenated』を11月にリリースしたF.I.B JOURNAL。このアルバムは、敏感肌ブランド OSAJI(オサジ)のブランドディレクターでもある茂田正和との初タッグで制作されたものだという。「木を知る - I know the tree」や「あなたを理解する - Understand you」、「言葉はそれを映す - Mirrors that reflect」といったように、収録された9曲のタイトルすべてが日本語と英語で成り立っている。今、発信すべきメッセージを共有していくなかで、この9曲が生まれ、アルバムとして構成されていったのだろう。ジャズパンクと呼ばれる演奏に詩を重ねていくF.I.B JOU...2024.12.10 01:39NEWS