【FELABRATION TOKYO】フェラ・クティのアフロビート&メッセージを伝承していくために。 アフロビートの先駆者として知られ、人権活動家でもあったナイジェリアのフェラ・アニクラクポ・クティ。「フェラブレーション」は、フェラの功績を讃え、そして追悼するために、フェラの死後の1998年に娘のひとりであるイェニ・アニクラポ=クティによって考案されたフェスティバルだ。フェラの誕生月である10月に行われ、現在では世界各国で多くの「フェラブレーション」が開催されている。 ナイジェリアのフェラブレーション運営側の許可を得た公認イベントとして、東京では去年初開催。そして今年も2回目が行われることになった。 2000年代初頭に、AntibalasやAkoyaAfrobeatといったNY発次世代アフロビートバンドの登場によりアメリカを中心に...2025.10.09 07:38NEWS
【PARLOR GREENSインタビュー】11月に初の単独来日公演を控えるオルガン・トリオから発信されるインストゥルメンタル・ソウル・ミュージック今年のフジロックで初来日したPARLOR GREENS(パーラー・グリーンズ)。ファンク、ソウル、ジャズをベースにしたインスト・オルガン・トリオ。メンバーはティム・カーマン(Dr)、アダム・スコーン(Org)、ジミー・ジェイムス(Gt)の3人。それぞれが様々なプロジェクトを経たことで培われてきた感性とテクニックが、パーラー・グリーンズとしてひとつの音の塊になる。どんな経緯でバンドがスタートしたのか。3人で演奏して生み出されるものとは何か。そんな話を苗場で聞いた。文・写真 = 菊地 崇 text・photo = Takashi Kikuchi––– まず結成のいきさつから聞かせてください。ティム・カーマン 僕らはそれぞれ違うプロジェク...2025.10.09 06:00NEWSINTERVIEW
【森波】東北の小さな町でのアクトローカリー。誰もが心地よくフェスを楽しむための秋開催。 2008年にキャンプインフェスとしてスタート。宮城県登米市にある能舞台「森舞台」が会場になってから、今年で12回目となる。一昨年までは夏に行われていたが、宮城の夏もあまりにも暑くなってしまったことで、もっと心地よい季節にライブを楽しむために、秋開催に変更になった。 今年の注目は韓国のジャズ、R&B、インディシーンで注目を集める4人組バンドのSoul delivery。今回のSoul delivery日本ツアーでのフェス出演は森波のみ。毎夜、違ったセットリストでライブをするという。森波の「森舞台」でどんなライブを展開してくれるのだろう。 高校生以下の入場料は無料。オンライン配信に実施される。会場近くのカフェ(CAFE GAT...2025.10.07 04:51NEWSFESTIVAL
【坂詰ギグ】入場料はおひねり。物販などの売り上げは今年も能登復興支援へ。 新潟県小千谷市にあるオーガニック・レストランを会場にした入場無料(おひねり制)のフェス。ほぼ毎年、2日間で20組近くのアーティストが出演。今年も物販の売り上げを能登地震の復興のために寄付されるという。音楽を媒介にした共助が生まれる。 会場近くに臨時駐車場があるものの、駐車スペースには限りがあるので乗り合わせでの来場が呼びかけられている。また会場内の森には、わずかなスペースだけれどもテントサイトも設けられる。2025.10.06 01:36NEWSFESTIVAL
【Rural Actインタビュー】音楽を通じて、まちと未来をつなぐためのフェスという場所。熊本県南部の人吉球磨。令和2年の豪雨では、甚大な被害を受けた地域だ。豪雨から5年。音楽を通じて人と人、まちと未来をつなぐことを目的に、フェスが初開催される。なぜフェスという場を作ろうとしたのか。人吉球磨の魅力とは。Rural Act ‘25実行委員会メンバーで一般社団法人らぞLABO代表理事の北貴之さんにメールインタビュー。––– 令和2年7月豪雨から5年。甚大な被害にあった人吉球磨地域で、Rural Actが初開催されます。主催の「一般社団法人らぞLABO」は他にどんな活動をなさっているところですか。 私たちの住む熊本県人吉市は、令和2年7月の豪雨で大きな被害を受けました。被災直後の街を見たときに、「このままでは本当にまずい」と強...2025.10.01 08:22NEWSFESTIVALINTERVIEW
【EACH STORY】大人たちのための時間が演出されるセンスある場づくり。 良質な音楽に身を任せ、自然の音に耳を澄ませ、丁寧に作られたものや感受性が豊かな人と出会い、心からのやすらぎと楽しさを感じる。ゆったり楽しめる「大人のための」フェス。標高1350メートルに位置するキャンプ場で開催される。 5周年を迎えた今年は、これまでの出演者をフィーチャーしつつ、新たに国内外から注目のアーティストの出演が決定。他のどのフェスとも違うラインナップが実現した。ステージは、Lake Stage、Hill Stage、River Stageの3つ。それぞれに違ったシチュエーションのなかで、風景とマッチした音空間が現れる。2025.09.30 08:43NEWSFESTIVAL
【レッド・ツェッペリン:ビカミング】バンドの奇跡と時代背景を未来につなぐドキュメンタリー。 レッド・ツェッぺリンが誕生し、世界で人気を獲得していったバンド創成期の軌跡を追ったドキュメンタリー映画『ビカミング』が公開されている。この映画、レッド・ツェッぺリンのファンだけではなく、多くの音楽ファンに観てもらいたい。 まず自分のレッド・ツェッぺリン熱を記しておきたい。70年代の中学生でレッド・ツェッぺリン後期の作品に出会って、そこから遡って聞いていった。最初に買ったのが『プレゼンス』。高校に入ってからはパンク〜ニューウェイブの波に飲み込まれていって、レッド・ツェッぺリンやハードロックと呼ばれていたバンドたちは、あまり聞かなくなっていた。スタジオ・アルバムは聞いていたけれど、ライブ・アルバムは聞いた記憶はほとんどない。4人のライ...2025.09.29 01:39NEWSREVIEW
【Nuts Party】前売り券は1500円(小学生以下は500円)。気軽に遊びに行ける千葉のワンデイフェス。 JR千葉みなと駅から徒歩で行ける千葉ポートパークで開催されるワンデイフェスが今年は秋に開催。ライブも含め、様々なコンテンツをアートと捉え、会場で展開されるアートによって、参加する人が笑顔でつながることを目指し、開催が続けられている。前売り1500円というチケット代も魅力。 SNSに「Nuts Party 2025へご参加される皆様へ」というメッセージ&注意事項が掲載されている。「Nuts Partyに関わる全ての人が笑顔でいられるように、参加者は事前にチェックを」とのこと。2025.09.26 05:31NEWSFESTIVAL
【Blue Note JAZZ FESTIVAL】ジャズに収まらない多様性も魅力。ハイクオリティの音楽環境での音楽体験を。 ブルーノート・ニューヨークが主催し2011年にスタートした「ブルーノート・ジャズフェスティバル」。日本では横浜の赤レンガ地区で2015年に初開催され、中断の時期もあったものの、去年から有明アリーナで開催されるようになった。 今年はノラ・ジョーンズとニーヨがヘッドライナー。他にもブラジル出身のルーツを大切にしながらあらゆるボーダーを超えて世界を熱狂させているアマーロ・フレイタスや、多方面にわたる活動を続ける異才ドン・ウォズ率いる ドン・ウォズ & パン・デトロイト・アンサンブル。日本からはSOIL&"PIMP"SESSIONS with special guest 長岡亮介や三浦大知など、ジャズを核にしながらも多様性...2025.09.26 01:12NEWSFESTIVAL
【りんご音楽祭】200を超える多種多様なアーティストが今年も全国から松本に集結。 松本の街が抱えている魅力を多くの人に知ってほしい。そんな思いから生まれた「りんご音楽祭」。アルプス公園の中に点在するステージに、200近くものアーティストが集結する。今年からすいかステージが増え、さらにエリアが拡大した。 松本の中心部から5キロ程度の距離にも関わらず、自然に囲まれた環境もこのフェスの魅力だ。「夜の部」として、松本駅前GNU、カーリーレコード、club INNERSIDEの3会場で前夜祭・中夜祭・後夜祭も行われる。りんご音楽祭2025開催日:9月27日(土)~28日(日)会場:アルプス公園(長野県松本市)出演:踊ってばかりの国、DYGL、どんぐりず、Cityboy from Seoul(from 韓国)、KID FR...2025.09.24 06:12NEWSFESTIVAL
災害廃材を活かし、歴史もつないでいく【野原 健史(MASH-ROOM)】熊本地震で多くの方からもらった支援を、次は自分で返していく。そんな思いを持って続けていた復興支援のなかで生まれてきた災害廃材の再利用。ゴミとして焼いてしまうのではなく、それぞれの木材が暮らしのなかで培ってきた時間もバトンタッチしていく。文 = 宙野さかな text = Sakana Sorano写真 = 宇宙大使☆スター photo = Uchutaishi☆Starー 災害材などを再利用して生まれたMASH-ROOMの家具。そんな家具を生み出すことになったきっかけを教えてください。野原 きっかけは、やっぱり熊本地震です。実家が産廃屋で、全壊・半壊の家の解体が熊本のいろんなところではじまって、廃材が集まってきたんですね。その廃材は火...2025.09.24 01:00NEWSINTERVIEWFEATURE
【中津川 WILD WOOD】日本のフェスの起源の場所=中津川で新たに開催されるロックフェス。 日本のフェスの起源と言われる「全日本フォークジャンボリー」が行われた中津川で、新たに生まれるロックフェス。会場は一昨年まで「中津川 THE SOLAR BUDOHKAN」が行われた中津川公園。 チケットは中高生割も用意されている(小学生は保護者1名につき2名まで無料)。20日の1日券や駐車券などはソールドアウト(2日通し券は販売中)。両日とも名古屋へのJR臨時便が運行されるので、名古屋から電車で行くこともおすすめ。会場内でキャンプも可能。フェスの公式SNSの他に、中津川から独自の情報が発信されるローカルSNSもチェックを。2025.09.17 01:16NEWSFESTIVAL