今という時代の新しいシティポップ【Yogee New Wavesインタビュー】自分たちが暮らす「東京」を自分たちの言葉と自分たちの音で表現するバンド。Yogee New Wavesのような音楽はシティポップと呼ばれている。90年代生まれによる新しい世代のシティポップが誕生している。文=菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真=林 大輔 photo = Daisuke Hayashi––– 2014年のルーキーアゴーゴー以来、3年ぶりの〈フジロック〉出演が発表されましたね。粕谷 バンドとしても、僕らの意識的なところも、大きく変わっていったのはそのルーキーアゴーゴーのステージでした。それまでは、大学のインディーバンドの延長のような感覚だったのかもしれないですから。––– 結成...2017.11.29 02:33NEWSINTERVIEWFEATURE
【ブラリフェス/三条楽音祭】フリーフェスとして行政とリンクしながら継続していくスピリット。。三条楽音祭09.03@三条市中浦ヒメサユリ森林公園 新潟はフェス先進県(あるいは定着県)かもしれない。苗場〈フジロック〉や佐渡の〈アースセレブレーション〉だけではなく、多くのフェスが開催されている。この〈三条楽音祭〉は、地域の活性化のために行政と市民が作りあげているフリーフェス。ただ行政が関わっているとはいえ、行政っぽいというか、いかにもといったものはまったく感じられず、DIYスピリットが貫かれている。地域に密着していることもあって、会場のある下田地域の精肉店なども出店している。串カツやコロッケが100円でもつ鍋が300円とかなりお手頃の値段で、しかもうまい。 新潟はフェスが身近に存在しているのだろう。誰かがやるものではなく、自分...2017.11.28 11:14NEWSFESTIVAL
忌野清志郎完全復活祭から2018年で10年。清志郎さんのスピリットは、さまざまなスタイルで紡がれていく。 2009年5月2日に他界してしまった忌野清志郎さん。2006年に喉頭癌であることを公表し、およそ2年後の2008年2月には、武道館で「忌野清志郎 完全復活祭」を開催。同年には清志郎さんが愛し続けた「フジロック」への復帰が発表されたものの、直前になって癌の転移が発表され、「フジロック」に戻ることなく、この世を去ってしまった。 2011年の東日本大震災や、戦争へと向かっているような不安な気持ちを抱かせられる時代に、清志郎さんがいたら、どんなメッセージを投げかけてくれたかと想像してしまうことがある。 2018年にブランド創設15周年を迎えるブランドglambが、清志郎さんとのコラボレーションが実現する。「恥ずかしながら私が忌野清志郎とい...2017.11.25 03:05NEWSGEAR
音楽の消費速度が速くなっている 現在への提唱【D.A.N.インタビュー】まだ20代前半の3人から響いてくるミニマル・メロウのサウンド。音に対する無垢なフィーリング。それは日本発信のクラブ・ミュージックの最新系なのかもしれない。文=菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真=伊藤愛輔 photo = Aisuke Ito––– 3人が出会ったのは、いつでしたか?市川 僕と大悟は小学1年の同級生なんです。中学3年のときに、みんなでバンド音楽にはまりだして、自分の好きな楽器を買って。僕はそのときにベースを、大悟はギターを買ったんです。別の高校に進学したんですけど、中学校の同級生たちとバンドを組むことになって。そのバンドは大学1年のときに解散したのですが、もう一回ちゃんとバンドをしたいと思って、...2017.11.23 02:36NEWSINTERVIEWFEATURE
【ブラリフェス/すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り】これぞ日本のトランス、東京下町の街フェス。すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り08.30@江東橋竪川親水公園特設会場 サカナクションの山口一郎さんのラジオ番組「Night Fishing Radio」。7月30日にオンエアされたのが「盆踊りはフェスなのか?」。〈フジロック〉期間中ということもあって聞けなくて、実際に出演しているのかどうかわからないのだけど、フェスを知る人間として、フェスの歴史などを話したのでした。収録の最後になって「盆踊りはフェスなのか?」という問いになり、「錦糸町で開催されている河内音頭は間違いなくフェス」と断言。そう〈錦糸町河内音頭〉は、まぎれもなく、東京を代表するフェスだ。 今年で36回目の開催。生音のグルーブが、踊り手も、それを見ている人たちのテンションを上...2017.11.22 05:29NEWSFESTIVAL
【農民ダイナマイト/インタビュー】今年の収穫を新嘗祭の日に、今の祭り(フェス)というスタイルで祝う。明治以降、11月23日は新嘗祭の日として定められた。新嘗祭とはその年の収穫をお祝いする祭り。そんな日に山梨の里山で、農民がオーガナイザーとなって「農民ダイナマイト」という名のフェスが開催されている。入場料は無料。ライブやフード&物販の出店などのフェスのコンテンツのほか、のど自慢大会や餅つき、「野良コン」と題された未来のパートナーを探す恋活まで行われる。山梨の11月23日は「晴れ」の確率が高いという。関東近郊では、今年最後の野外フェスになるのかもしれない。そんな「農民ダイナマイト」の広報担当者にインタビュー。2017.11.19 23:00NEWSFESTIVAL
蔵王龍岩祭 @ 山形蔵王 最後の龍岩祭から手渡される次へのバトン今年で12回目の開催となった〈蔵王龍岩祭〉。しかしこの12回目の開催が過去の11回と違うのは、これで最後ということ。山形蔵王を会場に、フェスを祭りのように地元の老若男女にも広めようとしていた。だからこそ、ずっと入場無料にこだわってきた。なぜ今年を最後としたのか。〈蔵王龍岩祭〉としてはピリオドが打たれてしまうが、蔵王のさらなる未来に向けての一歩が隠されていた。ふたりの実行委員長に、最後の〈蔵王龍岩祭〉終了直後にインタビュー。文・写真 = 菊地 崇 text・photo = Takashi Kikuchi2017.11.16 00:53NEWSFESTIVALINTERVIEWFEATURE
【ブラリフェス/ホットフィールド】暑さのなかのフェス。夏真っ盛りの開催がこの会場には適している。HOTFIELD08.05〜06@黒部市宮野運動公園 昨年は9月に開催された〈ホットフィールド〉。今年は8月の上旬に時期が変更になった。天気だけではなく、この変更は良かったと思う。秋も数多くのフェスが開催されている。むしろビッグフェスが顔をそろえる夏よりも、個性的なフェスが多いかもしれない。〈ホットフィールド〉の個性とは何なのか。それは夕陽に代表されるロケーションも大きな要因だ。日本海の向こうに沈んでいく夕陽を見ながらのライブは、ここだけでしか味わえない。2017.11.13 00:37NEWSFESTIVAL
Live Green Yokohama Talk & Live 横浜サムズアップで11月20日に緊急開催決定! 私たちは未来に何をつないでいくべきなのか、本当に必要なものは何なのか…環境問題が山積し、人口が減少する時代に突入した日本。 横浜市の瀬上沢は、横浜最大のホタルの自生地として豊かな生態系が残っている場所です。この場所で、森の木々を伐採しての宅地開発が計画されています。開発という名目の森林開発。人が減り空き家が増える現代に、豊かな森を失ってまで新しい宅地開発はほんとうに必要なのか。 さまざまな環境問題に企業として取り組んでいるのがパタゴニア。その取り組みの一環として上郷・瀬上沢の保全活動にもサポートを続けています。 横浜の魅力を自身の目で見てきた作家のロバート・ハリスさん、環境問題について取り組むパタゴニア日本支社長の辻井隆行さん、...2017.11.12 08:21NEWS
【キャンプデアミーゴ/インタビュー】週末にちょっと台湾のフェスへ。そんな時代も近い。野外フェスが注目を集めている台湾でも、キャンプインフェスはまだ少ないという。2015年に続き開催されるキャンプデアミーゴ。オーガナイズしているのは、台湾在住の土井健司さん。台北市内でサイババエスニークというアウトドアとエスニックのショップを営んでいる。ライブだけではなく、いろんな楽しみが混在しているフェス。それがキャンプデアミーゴと言えるだろう。日本からGravityfreeやTUFF SESSIONなどが参加。週末にフェスのために台湾へ。そんな旅の仕方も可能だ。2017.11.11 00:54NEWSFESTIVAL
【ブラリフェス/フジロック】海外からのお客さんが明らかに増え続けている。日本のフェスがこうなんだと自分たちも表現していくことの大切さ。FUJI ROCK FESTIVAL07.27〜30@苗場スキー場 フェスとはどうあるべきか。多様な音楽をラインナップするだけではなく、自然のなかで開催される野外フェスのスタンスを〈フジロック〉は提示し続けてきた。それは「共生」というものが根幹にある。自然との共生であり、多様な音楽や人との共生。今年、海外からのお客さんがさらに増えた。それは決して悪いことではないし、むしろ歓迎すべきことなのだろう。だけど残念なことに、ゴミの多さが目についてしまった。雨が降り続いたことも、ゴミが多かった理由のひとつだろう。2017.11.08 08:12NEWSFESTIVAL
コミュニティスペースから 発信される環境保護のメッセージ。【パタゴニア 横浜・関内】国内5店舗目の直営店として1999年にオープンしたパタゴニア横浜・関内。リニューアルのテーマは「地域とのコミュニティ」。photo=Daisuke Hayashi パタゴニア横浜・関内が10月6日にリニューアル・オープンした。このショップは国内の6店舗目の直営店として1999年にオープンし19年目を迎えていた。「もっとも特徴的なのは、商品を陳列しないコミュニケーションスペースを設けたところです。地域のコミュニティと繋がっていき、環境保護の活動などの拠点となって、様々なメッセージを発信していきたいと思っています」とストア・マネージャーの市原壮一郎さん。2017.11.07 01:30NEWSGEAR