コミュニティスペースから 発信される環境保護のメッセージ。【パタゴニア 横浜・関内】

国内5店舗目の直営店として1999年にオープンしたパタゴニア横浜・関内。リニューアルのテーマは「地域とのコミュニティ」。


photo=Daisuke Hayashi


 パタゴニア横浜・関内が10月6日にリニューアル・オープンした。このショップは国内の6店舗目の直営店として1999年にオープンし19年目を迎えていた。


「もっとも特徴的なのは、商品を陳列しないコミュニケーションスペースを設けたところです。地域のコミュニティと繋がっていき、環境保護の活動などの拠点となって、様々なメッセージを発信していきたいと思っています」とストア・マネージャーの市原壮一郎さん。


 ショップの壁材には小田原のケヤキ、床には真鶴の石が使われている。その他にもウインドウには横浜・瀬上沢の自然が描かれるなど、「アクトローカリー」を徹底したお店作りがなされている。


「買い物を目的としていない方も、このスペースでくつろいでもらえればと思っています。ショップと地域はどう繋がっていけばいいのか。そのひとつの回答がハブとしてのコミュニケーションスペースです。ショップは物を売るためだけの場所じゃないんだっていう意志を表しています。こういうスペースを作りたいと思ったきっかけのひとつは瀬上沢の自然を守るための活動でした」


 ショップのなかのスペースから発信される地球への提言。ウインドウは、開発という名目の自然破壊が進もうとしている横浜・瀬上沢の自然をローカルのアーティスト、葉栗翠さんが描いた。コミュニケーションスペースを設置するということは小さな一歩かもしれないが、この一歩を踏み出すことが大切で、そこから世界が変わっていくのかもしれない。


パタゴニア 横浜・関内

〒231-0021 神奈川県横浜市中区日本大通18

Tel: 045-681-9035 / 営業時間: 11時~ 19時

www.patagonia.jp

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