故郷はボニンアイランド。 小笠原のなかのアメリカと 日本というふたつの国。【上部フローラ】上部フローラ連合国に統治されている時代に生まれ中学と高校はグアム。本土復帰までのボニンアイランド(小笠原)で生きた人たちは「欧米系」と呼ばれている。精神的にもアメリカと日本を行き来した時代の証人。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真 = 林 大輔 photo = Daisuke Hayashiー 生まれは何年なのでしょうか。フローラ(以下F) 1947年、昭和22年11月3日生まれだから、今年で72歳です。うちの親が1946年に小笠原に戻ってきて、その翌年に私が産まれました。ー お父様は小笠原産まれ?F 父はここで学校にも行って。おじさんが練馬で旋盤工場を持っていたので、そこで旋盤の勉強をしているときに...2019.06.26 00:32NEWSINTERVIEWFEATURE
【ZIPANGインタビュー】夏を前にリゾート気分を満喫するオールナイト・フェス。夏を前に千葉・房総の海辺のキェンプ場でオールナイト・フェスが開催されている。今年で5回目となるZIPANGだ。東京からそれほど遠くない房総。自然が間近にある会場と都市を感じさせてくれる音楽やアートが、どうZIPANGというフェスの中で融合していくのか。オーガナイザーの高田さん、石田さんにインタビュー。2019.06.23 02:57NEWSFESTIVAL
『BEYOND THE WAVES』ベルギー人映画監督が映す山本太郎議員を通して見える日本 ベルギー出身の監督が参議院議員である山本太郎を通して現代の日本を描くドキュメンタリー作品。3.11をきっかけに改めて浮き彫りになった原子力村の構造、強引に推し進められるTPP関連法案や特定秘密保護法。その流れに抗う山本太郎の姿と、彼を突き動かす社会の歪みを映し出し、全体主義、排他主義に向かいつつある日本社会に警鐘を鳴らす。 本作は自主上映会の形で上映されている。上映後の質疑応答などで太郎氏は「こうした上映会の場で生まれる草の根のネットワークに希望がある」と語る。2019.06.21 01:30NEWS
ボニンアイランドのコーヒーを世界に発信する。【宮川雄介(USK Coffee)】宮川雄介(USK Coffee)亜熱帯に属する小笠原では古くからコーヒーの栽培が行われてきた。コーヒーに魅せられて移住。栽培、加工、焙煎、そしてカフェでの提供まで、コーヒーのすべてを手がける。どこにも、誰にも負けないコーヒーの自負。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真 = 林 大輔 photo = Daisuke Hayashiー 小笠原では古くからコーヒーが栽培されていたのですか。宮川 さかのぼれば、明治時代に日本で最初にコーヒーが入ってきたのが小笠原だと言われています。気候が亜熱帯なのでコーヒーが育つ。適地と呼ばれているコーヒーベルトからはちょっと外れているんですけど。ー 宮川さんはコーヒーに導かれ...2019.06.19 02:04NEWSINTERVIEWFEATURE
次なる20年のための確かな一歩。【cro-magnon】cro-magnonボストンで出会った3人が日本に帰国してバンドとして活動をはじめてからちょうど20年。cro-magnonとしてスタートしてから15年になる。バンドとして継続的に時間を共にするために、新たな一歩を記す。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真 = 伊藤愛輔 photo = Aisuke Itoー 新作がリリースされました。何年ぶりになるのですか。コスガ 4年半ぶりになるのかな。大竹 作り出したのは3年くらい前。どういう形になるのかは別にして、常に新しい作品を作りたいとは思っているのだけど。かつては1年に1枚のペースでリリースするのが当たり前のようなサイクルで、それが当たり前じゃなくなってき...2019.06.17 04:01NEWSINTERVIEW
大阪・中崎町の ”森“から発信される進化する古着カルチャー。 創業25周年を迎えた株式会社ヒューマンフォーラムから新業態となる「進化型古着屋”森“」が3月に大阪中崎町にオープンした。 約250坪の店内には大量の定番古着はもちろん、世界中から集めたデザイン性のあるアイテムやレアなアイテムが2万点以上敷き詰められている。古着だけではなく、新品アイテムも国内外からセレクトされていて、古着との組み合わせで遊べるショップになっている。「進化型古着」という部分では、リユース、リサイクル、リメイク、リペアをテーマにしたアイテムがセレクトされていたり、オリジナルのアップサイクルブランドも展開し、使わなくなった古着にもう一度価値を与えて販売していく新しい取り組みもなされている。2019.06.15 09:19NEWS
Peace Forest Fuji再び開催。山中湖の森がサイケに染まる。 令和がはじまったばかりのゴールデンウイーク。極上の音楽と環境のなか、参加者と共に最上級のパーティー空間を創り上げたPeace Forest Fujiが、早くも第2弾を開催する。 今回は射手座の満月 Sagittarius Full Moon を舞台に、約10年ぶりの来日となる女性サイケデリックトランスDJのパイオニア・DJ DOMINO、トランスシーンの奇才UBARTMAR、Makio a.k.a. Asteroidnos、オリジナルな演奏で世界中から評価を得る松本族、Kay Nakayama、Uniらが出演。DJ DOMINOは5時間のロングセットになるという。 ナイトラウンジには、DJ MIKU、Ko Umehara、CHOK...2019.06.11 09:06NEWS
小笠原の日常から生まれる視点を紙で伝える。【ルディ・スフォルツァ(フリーペーパーORB)】ルディ・スフォルツァ(フリーペーパーORB)暮らしている人間の視点で小笠原を伝え、小笠原の生の声を残したい。その手段としてウェブではなくフリーペーパーというメディアを選択した。発行したことで、自分のなかに潜んでいた軸を見いだすことができたという。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真 = 林 大輔 photo = Daisuke Hayashiー 生まれはどちらなのですか。ルディ 東京で生まれて東京で育って。父がイタリア人です。高校の頃に家族がスイスに引っ越したこともあって、しばらくスイスに住んでいました。高校を卒業してから、日本の大学に進学すると決めて自分だけ戻ってきて。友だちが日本には多いという理由で...2019.06.10 23:15NEWSINTERVIEWFEATURE
忍野デッド開催も近い。デッドヘッズには生唾もののグレイトフル・デッド・ソックス。 アメリカ西海岸のカルチャーをデザインに落とし込んだアイテムを数多く展開するカリフォルニア発のソックスブランドSTANCE。グレイトフル・デッドのコラボレーションモデルがラインナップ。バンドのアイコンである「スカル」や「デッドベア」がポップにデザインされている。このソックスで「忍野デッド」へ。 ソックスだけではなく、ボクサーブリーフも展開。ソールドアウトになってしまったアイテムも多いので、早めにチェック! GRATEFUL DYE2,700円(税別)サイズ:25.5~29cm(メンズL)2019.06.07 02:42NEWSGEAR
【五箇山音楽祭インタビュー】世界遺産のさらに奥へ。人里から離れた場所でのキャンプインフェス。合掌造りの集落が世界遺産に登録されている五箇山。その集落からさらに山へ入っていった場所で開催されるのが「五箇山音楽祭」だ。これだけ「深い」場所が会場となるフェスは少ないかもしれない。今年は犬式(INUSHIKI)、BANDRAS、鎮座DOPENESSなどが出演。ライブも「深い」体験ができそうだ。いっぽう、キッズ向けのワークショップなども充実しているという。なぜこの場所でキャンプインフェスを開催するのか。オーガナイザーのponさんにインタビュー。2019.06.06 01:21NEWSFESTIVAL
【THE CAMP BOOK(樋口大貴)インタビュー】キャンプフェスという場作り。より自分たちが表現したいフェスを作り、心地よい時間にするために会場が変更されてきた。今年は長野の富士見高原が約束の地となる。写真 = 須古 恵 photo = Meg Suko–– 今年で「THE CAMP BOOK 」は3回目の開催となります。会場が長野の富士見町に変わりました。 3年連続で場所を変えてしまっているんですけど、変えたくて変えているわけではないんです。むしろ地元の方々と協力して作り上げていきたいと思っています。1年目も2年目も、非常に素晴らしい会場でした。本当に感謝しています。その会場が持っていた思いだったりそこで学んだことを、新しい場所で表現できたらなって思っています。–– 富士見高原リゾートを最初に訪れたとき、ど...2019.06.04 03:49NEWSFESTIVALINTERVIEW
小笠原の近未来を フェスで描く。【斎藤崇志(Ogasawara Music Festival)】斎藤崇志(Ogasawara Music Festival)〈OGASAWARA MUSIC FESTIVAL〉を島発信の文化にすべく、できる限りのアクションとアイデアを注ぎ込んだ。島という特性を生かしたフェスのあり方を探り、自分たちでもより楽しめるフェスを作り上げた。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi 写真 = 林 大輔 photo = Daisuke Hayashiー 小笠原にはいつ来たのですか。斎藤 昨年の12月で6年になりました。ー 小笠原に来る前はどんなことをしていたのですか。斎藤 私立の高校で英語を教えていたんです。ある授業で「将来やりたいことをいっぱい書きましょう」っていうアンケートをした...2019.06.03 01:49NEWSFESTIVALINTERVIEWFEATURE