【五箇山音楽祭インタビュー】世界遺産のさらに奥へ。人里から離れた場所でのキャンプインフェス。

合掌造りの集落が世界遺産に登録されている五箇山。その集落からさらに山へ入っていった場所で開催されるのが「五箇山音楽祭」だ。これだけ「深い」場所が会場となるフェスは少ないかもしれない。今年は犬式(INUSHIKI)、BANDRAS、鎮座DOPENESSなどが出演。ライブも「深い」体験ができそうだ。いっぽう、キッズ向けのワークショップなども充実しているという。なぜこの場所でキャンプインフェスを開催するのか。オーガナイザーのponさんにインタビュー。

–– 五箇山とはどんな場所なのですか。

 コンビニなどは一切無く、時間が止まったような世界があります。世界遺産五箇山合掌造りがあり、湖面を山々が覆う幻想的な国立公園です。

–– そもそもここで野外フェスを開催しようとしたきっかけとは?

 富山県内にキャンプインのイベントが少なく、自分たちの子どもと一緒に参加できるイベントを待っていても何も起こらない。有志を集めて自分たちで作ろうと声をかけて開催に至りました。キャンプインできて騒音問題がなく、ローケーションが最高だったこともあって、会場を五箇山桂湖に決めました。

–– 今年で3回目の開催となります。どんな特徴を持ったフェスですか?

 助成金などには頼らず、協賛してくださるみなさん、出店して下さるみなさん、チケットを買ってくれるお客さんの収入で運営しています。県内外の有志を集って、すべてハンドメイドで参加するみなさんで作り上げていく手作りフェスだと思っています。

–– それでは今年の特徴は?

 今年は家族に標準を合わせていて、パフォーマンスもマーケットも子ども大人も楽しめる内容と自負しています。会場芝生広場の中心にあるキッズエリアを囲むようにステージやマーケットを配置しているので、目が届きやすくなっていると思います。

–– キャンプする方は、どのくらいを想定していますか。

 入場を500人限定に絞っているのもありますが、100組程かと思います。ミュージシャンも家族を連れてキャンプしながら参加されています。

–– ここでどんな時間を過ごして欲しいですか。

 幻想的な山々と澄んだ湖面を肌で感じて、最高の音楽と芸術を五感で感じてもらいたいです。

五箇山音楽祭2019

開催日:6月8日(土)〜9日(日)

会場:桂湖ビジターセンター(富山県南砺市桂)

出演:犬式(INUSHIKI)、BANDRAS、鎮座DOPENESS、☆.A/NAOITO、DJ YOGURT、空中⽔泳、ほか


0コメント

  • 1000 / 1000