アメリカの60年代前半という時代をボブ・ディランの映画から知る。 2025年の97回アカデミー賞の作品賞など主要8部門にノミネートされている『名もなき者』。2015年に出版されたイライジャ・ウォルド著の『Dylan Goes Electric!』を原作に、ボブ・ディランの若き日の姿を描いた作品だ。 物語は60年代初頭のニューヨークからはじまる。無名だったディランが、ピート・シーガーなどに認められ、フォークシンガーとして人気を獲得し時代の寵児となった。そして1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルで、エレクトリックギターを手にスタージで演奏する。アメリカンフォークの祭典での挑戦(あるいは音楽によるアジテーション)。観客席から「裏切り」と罵られても演奏することをやめなかった。2025.02.27 07:10NEWSREVIEW
【Ziggy Albertsインタビュー】その時の素直な自分を映し出す音楽を作り続けること。2024年10月に開催されたドノヴァン・フランケンレイターの来日公演のオープニングとして初来日を果たしたジギー・アルバーツ。オーストラリア発のオーガニック感あふれるシンガー・ソングライターだ。18歳でストリートでライブをするようになってから10年あまり。7枚目のアルバムが2025年2月21日にリリースされる。–––– まず生まれからお聞きしたいんですけど、生まれたのはオーストラリアのどちらなのですか。 クイーンズランド州のサンシャインコーストです。病院などではなく、自宅出産でした。家の小さなバスタブで生まれたんです。–––– どういう子供時代だったのですか?サーフィンをやるとか、音楽が好きだったとか。 本当にオーストラリアではお...2025.02.20 00:00NEWSINTERVIEW
【Ghost-Note】フジロック・ヘブンでのライブが単独ツアーでさらに深化・加速する!? スナーキー・パピーのロバート・”スパット”・シアライトと数々のグラミー賞を受賞したパーカッショニストのネイト・ワースが中心となって結成されたゴーストノート。ファンクをベースに、アフロビートやヒップホップ、ジャズ、サイケデリックなどをミックスさせたアメリカのバンドならではのグルービーなダンス・ミュージックが特徴のバンドだ。 2024年4月にサード・アルバム『マスタード・アンド・オニオンズ』を発表し、フジロックのフィールド・オブ・ヘブンに登場。ヘブンの夜をファンクに染めた。そんなゴーストノートが単独ツアーを行う。ヘブンより、さらに深いファンクを浴びせてくれることは間違いなし。2025.02.17 01:00NEWS
【Indus&Rocksインタビュー】20周年記念のワンマン@横浜に向けて。ギター&ボーカルの黒澤次郎 、ドラムスの 岩野真央 、ベースの太田敏明 の3人で、メンバーチェンジすることなく活動を続けてきたIndus&Rocksが活動20年を迎えた。その集大成となるワンマンライブが4月13日に横浜BAYHALLで開催される。昨年末には、活動20周年を記念したZINEも発行されている。日本全国の多種多様な場所でライブを重ね、人と音、人と人も繋げてきたバンド。20年とはどんな時間だったのか。Indus&Rocksの3人にインタビュー。2025.02.13 04:30NEWSINTERVIEW
【Lumos café 5TH ANNIVERSARY FESTIVAL】カフェの5周年を祝うキャンプインフェス。 静岡県富士市のLumos café。テラスからは富士山の雄大な姿も眺められる気持ちのいい字時間が過ごせるカフェだ。数々のライブやイベントなども、ここで開催されてきた。このカフェの5周年を記念したフェスが、富士宮市のNATURAL ACTIONで行われる。会場にキャンプインも可能。25年のキャンプインフェスはここからスタート。MESSAGE from Lumos café 2020年の3月にオープンして以来、様々なアーティストのライブを開催してきたLumos caféは、2025年3月で5周年を迎えます。この5年間で、Lumosに関わってくれたアーティストが一挙に集結します。場所はキャンプも可能な「NATURAL ACTION OU...2025.02.12 08:00NEWSFESTIVAL
【Sardine Headインタビュー】コミュニティのなかで構築〜継続されたきたライブ空間。2025年、活動25年を迎えるSardine Head。昨年末に12年ぶりとなるアルバムをリリースした。コロナ禍においても、自分たちのスタンスでライブを続けてきた4人。ジャム〜インプロビゼーションというシーンのなかにおいても、唯一無二の音楽を構築し、継続してきた。Sardine Head。長きにわたってバンドとして活動を継続させること、そして新作について聞いた。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真 = 須古 恵 photo = Meg Suko2025.02.08 02:00NEWSINTERVIEW
【宴-en-】みんなが笑顔の一日になるためのフリーフェスへ。クラファン挑戦中。 コロナ前から、フェスのスタイルは多様化していたけれど、コロナが終わってからさらに多種多様化につながっている。人気アーティストを集めたライブが主体なものもあれば、マーケットをメインにしたものもある。キャパの多い少ないも、行われる会場も野外から室内まで様々。 フェスの大きな流れのひとつにあげられるのが「家族で楽しめること」。家族で参加するにはハードルが高いけれど、フェスであれば高さはだいぶ低くなる。入場料のない野外でのフリーフェスであれば、ハードルはさらに低くなる。 静岡で開催される音楽イベントの「宴-en-」。入場無料での開催のためのクラウドファンディングに挑戦中だ。家族で参加してもらいたい、音楽を楽しんでもらいたい。その気持ちが、...2025.02.05 01:00NEWSFESTIVAL
【ヒプノシス】音楽とアートの幸福な関係。60年代アートワークでロックを芸術に昇華させたデザイン集団のドキュメンタリー、日本公開。 ビートルズやローリング・ストーンズらによって、ロックの礎が築かれていった60年代前半のイギリス。そして多種多様なものを取り込むことによってより広がっていたのが60年代後半。多種多様なもののひとつがジャケットのアートワークだった。盤に刻まれた音をジャケットによって表現する。そしてそれがアートとしても形成される。その先陣を切っていたのが、ピンク・フロイドでありピンク・フロイドのアルバムジャケットを手がけていたヒプノシス(Hipgnosis)だった。 ヒプノシスはストーム・トーガソン、オーブリー・“ポー”・パウエルによって共同で創立された。ケンブリッジでピンク・フロイドのメンバーと出会ったことが、ジャケットやツアーポスターの制作を開始...2025.02.03 06:28NEWS