ビート~カウンターカルチャーの スピリットを日本に伝えていく使命。【Flying Books(山路和広)】ミニプレスを含め、様々なスタイルで刊行される本や雑誌。ある文化をクローズアップし、独自の目線でセレクトするには、新刊ではなく古書というジャンルが正道だった。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真 = 伊藤愛輔 photo = Aisuke Ito2022.06.23 01:00NEWSINTERVIEWFEATURE
誰もが音楽を演奏する楽しみを共有できる場所。菅平JAZZ WEEK、3年ぶりに開催。 菅平JAZZ WEEKが今週末に3年ぶりに開催される。発表されているタイムテーブルを見てもらえればわかるように、いたるところに「フリージャムセッション」や「ワークショップ」が設けられている。このフェスに出演するミュージシャンだけではなく、誰もが参加できるジャムセッション。その楽器を初めて手にするような小さな子どもでも参加することがオーケー。他の時間にはステージでライブを披露しているミュージシャンとの音によるコミュニケーションは、誰にとっても幸福な時間になるだろう。音楽による会話。そこには、楽器がうまいかどうかなんて関係ない。 前夜祭からはじまって4日間の、参加するみんなで作り上げる音の教育。教育と言ってしまうと堅苦しいけれど、みん...2022.06.22 01:06NEWSFESTIVAL
コロナ禍の鬱屈を音楽(ライブ)で吐き出せ。タートルアイランド、ワンマンライブを渋谷で開催。 愛知県豊田を拠点に、「橋の下世界音楽祭」を作り上げるなど、自分たちの暮らすローカルと視野の先にある世界を音楽というフィールドのなかでハイブリッドさせ、体感させてくれているのがタートルアイランドだ。コロナ以降、ライブによっての旅はできなかったけれど、生きる術としての農にシフトしていくなど、常に自分たちの世界観を実践の場で作り上げようとしている仲間たちだ。 そんなタートルアイランドがコロナ以降初のライブツアーを行なっている。5月にワンマンライブを愛知で開催。6月に入って長野県のキャンプインフェス「THE CAMP BOOK」に出演。そしていよいよ東京でもワンマンライブが行われる。愛知と同様にゲストも多数ラインナップされている。コロナ禍...2022.06.21 01:42NEWS
魂の震える体験が待っている。FRUEZINHO、タイムテーブル発表。 毎年、晩秋に開催されてきたFESTIVAL de FRUE。コロナ禍においても、「魂の震える音楽体験」をコンセプトに、フェスの灯火を消すことなく継続されてきた。今年も11月5日6日に開催されることが発表されている。 FRUEの新たな一歩として行われるのがFESTIVAL FRUEZINHO(フェスティバル・フルージーニョ)だ。立川ステージガーデンのフェスから、名古屋〜大阪へと繋がっていくツアー。ポルトガルからやってくるBruno Pernadasをヘッドライナーに、過去の来日で熱烈なファンを獲得したSam GendelはSam Wilkesとのデュオとしてステージに立つ。日本からも、世界にファンを拡大している坂本慎太郎やceroな...2022.06.20 09:00NEWSFESTIVAL
メキシコの伝統履物をベースにし、素材にもこだわったカリフォルニア発祥の「MALIBU SANDALS」。ECサイトがオープン。「ワラチ」と呼ばれるメキシコの伝統的な履物の製法をベースに、モダンなデザインをミックスさせた独自のフットウェアを開発するMALIBU SANDALS。環境にも配慮し、サスティナブルなPETA認証のヴィーガン素材を使用。水を汚さない素材を使って手作業で作られている。快適な履き心地のサンダルは、野外はもちろんタウンユースとしても活躍します。MALIBU SANDALS2022.06.15 01:21NEWSREVIEW
1/4エコロジーという ライフスタイル。【KINARI(彦根泰志)】何も染まっていなくて、これからどんな色にも染まっていく「生成り」。その色をタイトルにしたKINARI。様々な都市のカルチャーという独特な色を雑誌に加味している。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真 = 須古 恵 photo = Meg Sukoー 創刊したきっかけを教えてください。彦根 スタイリストをしていました。『KINARI』を発行してくれることになるネコ・パブリッシングでも仕事をしていて、編集長に「自分が思い描く雑誌を作りたい」って、お酒の席で言ったんです。そしたら本当に創刊することになりました。ー スタイリストだったわけだから、ファッション誌を作りたいと思った?彦根 ファッション誌ではなく、基本...2022.06.13 08:00NEWSINTERVIEWFEATURE
他のものではない、ラビラビという人生。【RABI RABI】2021年11月に結成20年を迎えたラビラビ。長く3人体制での活動が続いていたけれど、2018年にグルーヴを支えたPIKOが脱退。ふたり体制になっても、変わらずにラビラビとしての旅は続いている。文・写真 = クリススカルtext & photo = Sukaru Kurisuー 2021年11月11日に、ラビラビは結成20年を迎えました。az3 今とは違うメンバーとふたりでスタートさせたんですけど、やっていくうちに方向性が変わってしまって。それでNanaが入ったんですね。20年はNanaが入ってからです。ー 旅をするようになったのは?az3 原宿のギャラリーで、自分たちが出したアルバムの曲を、いろんなアーティストがアートとし...2022.06.09 23:00NEWSINTERVIEW
月は鳴っている。2時間のロング・ストーリー。テデスキ・トラックス・バンド『アイ・アム・ザ・ムーン』4作品を28日ごとに連続リリース。 テデスキ・トラックス・バンドの『アイ・アム・ザ・ムーン』のリリースがはじまった。今回の『アイ・アム・ザ・ムーン』シリーズ、 『I. クレッセント』『II. アセンション』『III. ザ・フォール』『IV. フェアウェル』という4枚のアルバムからなる作品集だ。『I. クレッセント』の発売日は6月3日で、28日ごとに一作品が発表されていく。28日というのは、月が地球の周りを一周する時間に近い。『I. クレッセント』はデレク・トラックスのスローなギターソロからはじまる。そしてスーザン・テデスキがデレクのギターとリンクしていく。 4枚のアルバムで24曲のオリジナル曲を収録した壮大なプロジェクトは、バンド全員で12世紀のペルシャの詩人ニザー...2022.06.09 08:45NEWSREVIEW
子どもたちに楽しみを伝える場としてのフェス。THE CAMP BOOKの会場は標高1300メートルに位置しているから防寒対策も万全に。「こころが豊かに育つ場所」をスローガンに掲げて、2017年にスタートしたキャンプインフェス。2109年に長野県富士見高原に会場が変更され、今回がここでは2回目の開催となる。「ファミリー」をテーマにし、ここに集う誰もが楽しめるバリエーションあるアクティビティが用意されている。ライブで出演するアーティストも多彩な顔が並んでいるのも特徴だ。会場の標高が1300メートル程度あることから防寒対策も万全に。2022.06.08 01:21NEWSFESTIVAL
オーガニックを発信し続けるフェス「頂」が開催15周年 100%バイオディーゼル発電を実施するなど、オーガニックな未来思考のフェス。開催15周年を迎えた今回は、コロナが収束していないという状況のなかで、開催を見送るという判断もあったらしい。なぜ今年開催するのか。そんなオーガナイズする側の胸の内も、ホームページに掲載されている。ステージや出演者数を絞っての開催となるが、渋さ知らズオーケストラやGOMA & TheJRSなど「頂」に欠かせない出演者を今回もラインナップされている。芯にあるものが変わらないフェス、それが「頂」なのだろう。だからこそ、ここにいることを目的に、毎年集うファンが少なくない。2022.06.01 00:55NEWSFESTIVAL