アメリカ音楽の神話のひとつがここに。『 ボビー・チャールズ 極楽の歌】公開中。 マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフ、チャック・ベリーといったブルースの巨人たちの作品をリリースしたシカゴのチェス・レコード。このレーベルから、50年代に白人シンガーとして唯一作品を発表していたのがボビー・チャールズだった。 ボビー・チャールズは、アメリカ南部のルイジアナで生まれた。ケイジャンと呼ばれる独特な文化や音楽が継承されているエリアだ。本名はロバート・チャールズ・ギドリー。60年代後半からソングライターとして、ファッツ・ドミノの「Walking To New Orleans」などの楽曲を提供している。 70年代に入るとウッドストックに移住。同じ町に住んでいたザ・バンドのメンバーなどとセッションをするようになり、初のフル・...2024.12.20 01:37NEWS
キャット・パワーが1966年のボブ・ディラン伝説のライブを日本で再現する特別な一夜。「伝説」と呼ばれるボブ・ディランのライブは数多いけれど、それぞれの自分史ではなく音楽史として捉えると、1966年のロイヤル・アルバート・ホールがその筆頭にあげられるだろう。アコースティクギターを手に歌っていたボブ・ディランが、途中からエレクトリック編成に切り替えたことによって、会場にいたファンからブーイングを浴びたショー。ロックの歴史を変えたショーとも言われている。 このショーを、アメリカのインディー・ロックのアイコンとして活躍を続けているキャット・パワーが丸ごとカバーしたライブが行われたのは2022年11月。『Cat Power Sings Dylan: The 1966 Royal Albert Hall』 としてリリースされて...2024.12.18 07:55NEWS
F.I.B JOURNAL8枚目のアルバムは、敏感肌ブランドOSAJIとのタッグによって完成。リリースライブは下北沢のADRIFTで。 8枚目のアルバム『現象 hyphenated』を11月にリリースしたF.I.B JOURNAL。このアルバムは、敏感肌ブランド OSAJI(オサジ)のブランドディレクターでもある茂田正和との初タッグで制作されたものだという。「木を知る - I know the tree」や「あなたを理解する - Understand you」、「言葉はそれを映す - Mirrors that reflect」といったように、収録された9曲のタイトルすべてが日本語と英語で成り立っている。今、発信すべきメッセージを共有していくなかで、この9曲が生まれ、アルバムとして構成されていったのだろう。ジャズパンクと呼ばれる演奏に詩を重ねていくF.I.B JOU...2024.12.10 01:39NEWS
【Nelivis】愛知県豊橋での忘年祭。キャンプ、車中泊も可能。「 人生まさに出会い、そして感謝」をテーマに、愛知県豊橋で開催される忘年祭。各地のフェスや数々のライブでハッピーバイブスを伝えてくれたアーティストたちが集結して、2日間に渡って開催される。会場の駐車場で車中泊だけではなくテント泊も可能。出店も多いので、今年1年のあれやこれや感謝しながら、音楽をみんなで楽しむ時間になる。2024.12.09 01:35NEWSFESTIVAL
アメリカ人の「食」を変えた傑作ドキュメンタリー『フード・インク』の第2弾が公開。 巨大企業が支配するアメリカ食品業界の闇を暴き、食べることの大切さを訴えた大ヒットドキュメンタリー映画『フード・インク』から15年、待望の第2弾が完成した。続篇となる本作では、「超加工食品」による健康被害、子どもの糖尿病の増加など、新型コロナによって表面化したアメリカの食問題をあぶり出す。2024.12.05 09:05NEWS
【nbsa+×÷~】セットチェンジ時間なしでの音の連鎖。nbsa+×÷が十数年ぶりに復活開催。 犬式の三宅洋平とcro-magnon大竹重寿が発起人となり2004年に初開催された「nbsa+×÷。参加するライブバンドがセットチェンジなしのバック・トゥ・バックで、曲間をジャムしながら演奏を続ける画期的&新世紀的イベントが、初開催から20年、前回の開催から十数年ぶりに復活。発表されたタイムテーブルを見ると、メインフロアではバンド>DJ>バンドと音が紡がれていくようだ。ライブとDJでどんな物語が生まれるのか。果たして新時代の幕開けになるのか。2024.12.03 00:43NEWS
声で聞く詩と文字で読む詩。【ナナオサカキを語る Dialogue 2 - 向坂くじら × ikoma(胎動LABEL)】ナナオサカキの詩を読む。ナナオサカキの詩を聞く。自分の周りから宇宙へ。そしてまた自分のもとへ。 そんな旅に誘ってくれる詩への畏敬と拒否。ヒッピー的な生き方に疑いを持ってしまう世代の社会と自分の関係性。文 = 菊地 崇 text = Takashi Kikuchi写真 = 須古 恵 photo = Meg Sukoー まずふたりの出会いというか、関係を聞かせてください。ikoma 胎動LABELというレーベルを主宰していて、ポエトリー・リーディングなどのイベントを運営しています。彼女が大学生時代に、詩人として活動している場でたまたま出会って。自分のイベントに出てもらって。それから7〜8年くらいになるかな。くじら 自分の表現のはじまりは...2024.12.02 01:02NEWSINTERVIEWFEATURE