巨大企業が支配するアメリカ食品業界の闇を暴き、食べることの大切さを訴えた大ヒットドキュメンタリー映画『フード・インク』から15年、待望の第2弾が完成した。続篇となる本作では、「超加工食品」による健康被害、子どもの糖尿病の増加など、新型コロナによって表面化したアメリカの食問題をあぶり出す。
「食品メーカーは、肥満や糖尿病などの食生活に起因する病気をモラルのせいにしています。それは嘘なんです。ですから食料や栄養政策の見直しが必要です。人の命がかかっています」
「フードシステムの改善により、健康と幸福がかなう」
「すべては修正可能で持続可能だ。健康的な食品の生産を助成するんだ」
「良質な食べ物を育て、雇用を生み、地球を癒す。それが私の望む世界だ」
「健康的な食品を生産するシステムを作ることは可能だ。破壊的ではなく、持続的な方法で大地を利用する。それは可能であり、やるべきなんだ」
こんなアメリカの生産者などの声にこそ、目指すべき未来の暮らしの根幹がある。
制作・監督:ロバート・ケナー、メリッサ・ロブレド 2023年/アメリカ/ 94分
※12月6日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開
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