【INAKAFESインタビュー】宮沢賢治童話村で開催される田舎暮らしをより楽しむためのフェス。

 岩手県花巻市の宮沢賢治童話村を会場に、キャンプインフェスが開催される。去年初開催された「INAKAFES CAMP」だ。去年は花巻市のスキー場で開催されたが、今年は花巻を代表する名所に変更になった。どんな思いを持ってこのフェスをスタートさせたのか。実行委員の小原哲朗さんに聞いた。


–––– 「INAKAFES CAMP」は、どんなきっかけでいつ始まったのですか。

 もともと仲が良かったメンバー(私、地元FM局の人間、地元テレビ局の人間)の3人で音楽イベントやりたいというところがスタートです。初めに「フェス」って言いだしたのが私だったので実行委員長になり、そこから、私の地元花巻市で開催しようということになりました。初開催したのが昨年のことです。

–––– どんなフェスにしたいと思って立ち上げたのですか。

 最初はただ楽しいことをして地元を花巻を盛り上げたいなというのがスタートです。いざやってみると、花巻で商売をしている人だったり、アーティストだったり、いろんな人をこのフェスを通して、県外からくるお客さんに発信する場になるかなと感じています。最終的にはお客さんはもちろん、関わった人が楽しかったと思えるのが一番だと思っています。

 岩手に野外フェスは「いしがきミュージックフェスティバル」「ケセンロックフェス」があり、屋内では「APPI JAZZY SPORT」があります。どこかが盛り上がって、どこかが衰退していくっていうのは、地元岩手を盛り上げようと思うとなんか違うなという思いがあって、自分たちはジャンルの違うアコースティックをメインにして、ほかのフェスと共存したいなと思っています。

–––– 会場の宮沢賢治童話村はどんな場所なのでしょうか。

 普段は本当に静かな場所で、休日もレジャーシートを敷いてまったり過ごしてる方が多いです。宮沢賢治の施設なので、賢治ファンも数多く来場しているという印象です。花巻市民は絶対一度は足を踏み入れている場所だと思います。

–––– キャンプは何張りくらいを想定していますか。またキャンプサイトは会場の近くなのですか。

 限定30枚として販売していますが、40張りくらいまでを想定しています。キャンプサイトは施設の敷地内ですが、ステージがあるエリアから歩いて3分位の場所になります。

–––– フェスを彩るひとつの要素が出店です。どんな出店が並ぶ予定ですか。

 基本的に地元花巻の方が多いです。コーヒー、ケバブ、パン、ソーセージ、ジャークチキン、ブラウニー、各種ドリンク類、古着、雑貨という感じです。

–––– このフェスでどんな時間を過ごして欲しいと思っていますか。

 家族連れできてほしいですんですね。もちろんそうじゃなくても大歓迎ですが。ワークショップでは藍染、薪割、キャンドル作り、レザークラフト、廃材クラフトなどをラインナップしています。アクティビティもスラックラインとツリークライミングがあります。音楽聞きながらいろんな体験を家族でしてほしいなと思っています。


INAKAFES CAMP

開催日:10月14日(土)15日(日)

会場:宮沢賢治童話村(岩手県花巻市)

出演:bird、MOROHA、NakamuraEmi、ReN、mabanua、jizue、marter、他


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