BIG ROMANTIC JAZZ FESTIVALで行われるパラシュートセッションってなに?この日だけのケミストリーが起こる。

 初開催が近づいてきたBIG ROMANTIC JAZZ FESTIVAL。東京・青山の5会場を自由に行き来できるサーキット型のフェスティバルだ。生け花やダンス、ライトショーやライブペインティングなど、ライブとパフォーマンスのセッションも用意されている。

 BIG ROMANTIC JAZZ FESTIVALで注目しているのがパラシュートセッション。ふたつのバンドがフロアで向かい合わせにセッティングして一曲ずつ交互にライブしていく。相手がこんな演奏をしたら自分たちはこうして返していく。次の展開がどうなっていくのか、見ているファンはもちろんのこと、音を発する当事者であるメンバーさえわからない。ミュージシャンにとってはスキルとフィーリングが求められ、ファンにはどんな展開でも受け入れる自由さが必要となる。ライブの核心であるダイナミズムが楽しめる時間になるだろう。

 今回パラシュートセッションとしてライブするのは、Yasei Collective × 空間現代、Sun Rai × Kan Sano、F.I.B JOURNAL × Saigenjiの3スレッド6バンド。

「初めてフォンタナ・フォレとのパラシュートセッションを経験したとき、これはコロンブスの卵のような発見だな、と思いました。クリエイティブにならざるを得ないスパークが思いもよらなかった発見やステージをもたらすことに少なからず驚いたものです。今回はそのパラシュートセッションの発案者たる山崎円城さんのF.I.B Journalとのセッションということで、これはもう間違いなく何かステージの違うマジックが出現することでしょう。百聞は一見に如かず!お待ちしてます!」(Saigenji )

「パラシュートセッションを思いついたときは苦肉の策。アートブレイキーとベニーグットマンの楽団同士が、どちらがお客さんを躍らせられるかをダンスホールで勝負したと、何かのドキュメンタリーで見たことがきっかけ。それに着想を得てはじめたB to Bが月見ルの名物になり、まさかのフェスに。きっとこの日だけのケミストリーが起きます。ぜひこの機会に体験ください」(F.I.B JOURNAL 山崎円城)。

「パラシュートセッションはセッションでもない、2マンライブでもない、まったく新しい形の対バンスタイルです。こればっかりは実際に見ていただかないと伝わらないです。日本で唯一無二の存在感を誇る2インストバンドの初顔合わせになるYasei Collective × 空間現代は、聞き手の音楽の概念から揺るがされるような革新的な音の投げ合いになるでしょう。Sun Rai × Kan Sanoトリオという2組はこのフェスのトリを飾るにふさわしい、誰もが心地よく聞けて、踊れる極上の音の投げ合いになると思います。そしてコメントをいただいたF.I.B JOURNAL × Saigenjiは、このスタイルで力を余すことなく発揮するSaigenjiのフリースタイルとも言える変化自在の表現と懐深くも常にPUNK精神が宿るF.I.B という詩人のJAZZ。どの組み合わせも見逃さないでください」とBIG ROMANTIC JAZZ FESTIVALのオーガナイザーである月見ル君想フのタカハシコーキさん。

 Sun Raiはオーストラリアのバンド。アジア各国からやってくるアーティストにも見てみたい。東京という都市から、新しいフェス、新しい音楽ライブスタイルが始動する。

BIG ROMANTIC JAZZ FESTIVAL 2020

開催日:2020年2月22日(土)

会場:CAY、南青山MANDALA、WALL&WALL、月見ル君想フ、銕仙会、COMUMUE

出演:山下洋輔、Chara + Kan San、YAKUSHIMA TREASURE(水曜日のカンパネラ×オオルタイチ)、臼井ミトン、F.I.B JOURNAL、YOSSY LITTLE NOISE WEAVER、Yasei Collective、Sun Rai(AUS)、Stars and Rabbit (IDN)、The Steve McQueens(SGP)、林以樂(TWN)、MKS(KOR)、ほか

※Sam Gendelは出演キャンセル  

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