【ブラリフェス/THE CAMP BOOK】3回目で見つけた場所。ここからフェスとしての足跡を刻む。

THE CAMP BOOK

2019.6.8~9@富士見高原リゾート

 2019年の春は初参加するフェスが多かった。春フェスの締めくくりとなった「THE CAMP BOOK」もそのひとつ。3年目で3つ目の会場。フェスを続けるのなら、時期と会場はできるだけ変化させないほうがいい。インタビューで「TCB」のオーガナイザーも十分にそれを認識していたけれど、果たして3回目の正直となるのだろうか。

 結論から言えば、富士見高原で何度か挑戦すべきだと思う。標高1300メートルの場所とあって、2日目はずっと雲のなかにいるような天気だったけれど、ちょっとだけ晴れ間も見せた初日は気持ちよかったし、南アルプスを間近に見る風景も雄大だった。

 キャンプインフェスでも、ライブが早く終わってしまうフェスも少なくない。けれどキャンプなのだから、夜遅くまで遊んでいたいと思う。ファミリーをターゲットとした「TCB」では、深い時間には「TCB DISCO」として石野卓球やCAPTAIN VINYLといったDJタイムになった。子どもを寝かしつけてから踊りに行った人も多かったようだ。コンテンツのなかのあるパートをクローズアップさせるのではなく、どれもが楽しめるクオリティを目指す。到達すべきポイントは高いだろうけど、それが「TCB」なら実現できる気がする。

0コメント

  • 1000 / 1000