竹芝夏ふぇすが23日(金)まで開催中。ふ頭公園で海の風を感じ、音楽を聞きながら、島気分にひたる時間。

 東京の竹芝。この埠頭から、伊豆諸島への船が入出港している。船の旅は、飛行機や列車とはまた違った感覚になる。陸地を離れて、ゆっくりと進んでいく船。8月の小笠原特集の取材の際も、この埠頭から旅立ち、この埠頭に戻ってきた。

 今年で5回目の開催となる竹芝夏ふぇすが、昨日(8月21日)に開演した。そもそも再開発が進行している竹芝という地域を盛り上げるためにスタートした祭り。祭りと言っても、イメージしていたのがビアガーデンだったという。正式な名称は「竹芝夏ふぇす TAKESHIBA Seaside & Dining」。メイン会場が日本丸の帆船のマストを模したモニュメントのある竹芝ふ頭公園。ステージや出店がここに並んでいる。

 地域の振興、そして島への旅心を誘ってくれる出店。地域限定で発売されている小笠原の島レモンのチューハイや、神津島で醸造されたクラフトビールなども販売されている。

 フェスのオープニングを飾ったのが、都立大島海洋国際高校吹奏楽部。その後も竹芝にある芝商業高校のダンス部や合唱同好会のメンバーがステージに立った。

 会社終わりに気軽に立ち寄って行く人も多い。夏休みで島に遊びに行って帰ってきた人たちが、船から降りて島の思い出を振り返っている光景も目にした。近くのビルにはプロジェクションマッピングで島の海が映し出されている。地域の振興と島への誘いが、フェスという会場でリンクしている。

 初日の最後にステージに立ったのが、Ricky with FSP。毎年のように竹芝夏ふぇすに参加しているという。小笠原で秋に開催されている「OGASAWARA MUSIC FES」にも、去年に続いて参加する予定だ。

 外の風を感じながら、音楽を聴く。もちろん野外で飲むビールや島レモンチューハイも、気持ち良さをアップしてくれる。週末ではなくウィークデイの開催で入場は無料。気軽に行けるフェスであることは間違いない。

竹芝夏ふぇす TAKESHIBA Seaside & Dining

開催日時:8月21日(水)〜23日(金)17時30分〜21時

会場:竹芝客船ターミナル

出演:Ricky with FSP(21日)、SANOVA (22日)、tengroove(23日)、他


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