【豪雪JAMインタビュー】雪の野外フェス。豪雪の十日町だからこその冬の魅力を感じてもらうために。

昨年から、十日町の雪祭りの会場と時期ではなく、雪花火と同時開催されるようになった豪雪JAM。短時間に、集中的に雪に覆われた真っ白の世界の中に打ち上がる花火は、言葉を失ってしまうほどの迫力と美しさを有している。日中はライブを楽しみながらの豪雪JAM。陽が暮れてからは雪花火。他には類を見ない雪フェスとして、豪雪JAMは開催を続けてきた。それは自分たちの街を活性化させたいという思いに他ならない。地元を盛り上げ、多くの人に来てもらって、冬の十日町を楽しんでもらいたい。十数年経過した今も、その思いは引き継がれている。豪雪JAM実行委員会長の酒井直亮さんにインタビュー。

–––– 去年、会場と開催日を変えて開催されました。会場を変えたことでいろんなことを感じたと思います。まずよかったと思えたことを教えてください。

 変えて本当に良かったです。前回もし例年の開催日なら前日から猛吹雪で中止でした。逆にずらした先はピーカンな日でした。

–––– それでは、改善すべき点と思えたこととは?

 来場方法がシャトルバスとツアーバスの2種類なんですが、お客さんからすると、わかり難かったかもしれません。今年はSNSやチラシなどで、よりわかりやすい告知を心がけています。

–––– 今年の豪雪JAMは、どういうフェスにしたいと思っていますか。

 冬フェスとしてみなに認知して貰えるように、来て頂いたお客さんに、冬を、そして雪を楽しめる場にしていきたいです。

–––– 豪雪JAMは2008年にスタートしました。続けるモチベーションはどこから生まれてくるのでしょうか。

 核になっているのはひとつです。関わるスタッフの地元愛であり、豪雪JAM愛ですね。準備や資金ぐりは大変なのですが、スタッフはみんなこの時期を一番楽しみにしています。

–––– 今年の豪雪JAMでどんな楽しみ方をして欲しいですか。

 音楽とビールと日本酒はいつものことですが、今回はあえて会場のさまざまなアクティビティの中からひとつ説明させて下さい。今回新たに、雪WARSという雪玉を専用のウェポンで射出して敵を殲滅する「雪玉サバイバルゲーム」を行います。十日町市発祥の新競技です。昨年はこれだけのイベントで首都圏から多くの参加者がいらっしゃいましたが、今回は豪雪WAR実行委員会の協力で豪雪JAMに合体コラボ開催となりました。

–––– 3月上旬の十日町はどんな気候が予想されますか。

 昼間は温かく、夜は冷え込みます。豪雪JAMでいうと、昼のステージ時間は半袖でもいいくらいの気候も有りえるのですが、夜の雪花火の時間は必ず冷え込みます。昨年の気温だと1度~16度までの差がありました。

–––– 決して野外フェスを楽しむいい環境とは言えない雪フェスを続ける理由を教えてください。

 これもひとつつです。全国からより多くの方に十日町市に来て欲しいからです。そしてそこで繋がったありがたいご縁が続き、違うフェスで再会してハグしたり、乾杯したり。それができるのですから、本当にたまらないですね。

豪雪JAM

開催日:3月2日(土)

会場:あてま高原リゾート ベルナティオ

出演:LUCKY TAPES、MONO NO AWARE、Muff、切腹ピストルズ、DÉ DÉ MOUSE

http://www.gosetsujam.com/index.html

豪雪WARS

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