【GOMA/インタビュー】真の再生へ。20周年をみんなで祝う場としてのジャングルフェス。

今年、活動20周年を迎えたディジュリドゥ・アーティストのGOMA。2009年に不慮の事故により、記憶の一部を失ってしまった。事故のすぐ後は愛していたディジュリドゥが楽器であることさえ認識できなかったという。絵を描き、ディジュリドゥを吹き、奇跡とも言える再生を果たしたGOMA。再生への道は、多くの人に夢や希望をもたらしてくれた。そして自身がオーガナイズする野外フェスが開催される。

–––– 今回、ジャングルフェスを開催しようと思ったきっかけとは?

 2009年の事故の前から人生の節目にJUNGLE FESTIVALという名前でハコを借りてパーティーをやっていて、いつか野外でやりたいと思ってました。前回は2014年に赤坂BLITZでした。

–––– 会場を白浜フラワーパークに決めた理由は?

 頂フェスからの繋がりで昨年台風で壊滅したキャンプ場があり救済するためにクラウドファインディングをやっていると聞きました。その中に一日貸切というファンドがあってフラワーパークを見に行ったら目の前の海に沈む夕陽がとても綺麗で気に入りました。

–––– 活動20周年を記念するフェスです。どんな時間にしたいと思っていますか。

 僕個人的には応援してくれているみなさまへファン感謝デーです。一人でもたくさんの人にありがとうを伝えたいです。みんなハッピーでバカ騒ぎして大笑いできるような時間をビーチで過ごせたらいいなぁ

–––– 20周年のイベントであれば、ハコを借りてということも考えられたと思います。なぜキャンプインのフェスにしたいと思ったのですか。

 野外フェスが大好きというのが一番の理由。イダキ(ディジュリドゥ)は野外で演奏して聴くのが一番気持ちいいです。オーストラリアで住んでいた環境にも近いビーチで20周年パーティー。イダキバイブスを体験するのにこれ以上の環境は無いと思います。

–––– GOMAさんにとって、音楽(あるいはディジュリドゥ)はどんな存在ですか。

 僕にとってディジュリドゥは音楽というだけでなく、事故前の自分と今の僕を失った記憶を超えて現在に繋ぐ道具でもあります。身体に宿るミュージシャンの感覚が自動演奏しているのを聴いているような感覚です。社会復帰へのチカラを授けてくれた大切な存在です。

写真上/ROVO MDT FESTIVAL2018
写真下/ ITADAKI 2016

GOMA JUNGLE FESTIVAL

開催日:10月20日(土)

会場:白浜フラワーパーク(千葉県南房総市)

出演:EGO-WRAPPIN’、中村達也、GOMA&The Jungle Rhythm Section、GOMA meets U-zhaan、GOMA&Million Breath Orchestra

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