【ブラリフェス/Spring Love 春風】楽しむだけがフェスじゃない! 未来志向の多様性。

Spring Love 春風

2018.04.01@代々木公園

 毎年、野外シーズンの到来を感じさせてくれるのが「春風」だ。今年は「春風」のストリーミング番組(ネットラジオ)に「フェスおじさんの音旅」コーナーでレギュラーで出演していたこともあって、日曜にブースから生放送。土曜は寒くて不参加(DEAL5号の締め切りという事情もあったけれど)。一転して日曜はポカポカ天気になった。

 「春風」の個人的な楽しみは、いろんな人に会えること。フェスが少ないことで冬眠しているわけではないのだけど、あまり会っていなかった人たちがここに集結している。それは、この「春風」が「RAINBOW 2000」のスタッフが立ち上げたというバックボーンを持っているからだ。「RAINBOW 2000」に関わったスタッフ、特に音響や舞台監督などは、その後のフェスシーンの中核を担っている。

 日曜のライブはDACHAMBO、KENJI JAMMER&YAOなどなど。DACHAMBOが昨年の日食パーティーで出会ったというパパベアのバックはDACHAMBOのメンバーがそろっていた。メインステージだけではなく、他のステージでもライブだけではなく、トークなど「春風」ならではのコンテンツがある。「春風」のテーマは「私たちが今、何ができるかをフェスティバルを通して提案・実践すること」。だからこそ、楽しみのなかにも数々の問題提起がある。福島の原発以後の問題や風営法のもとでのクラブの深夜営業などについて語られた。フェスというカルチャーが持っている未来志向の多様性が「春風」にはある。

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