【ブラリフェス/豪雪JAM】唯一無二の雪フェスが雪花火とともに第2章へ。

豪雪JAM2018

2108.03.03@越後妻有雪花火特設会場(ベルナティオ)

 去年まで行われていた時期と会場を変え、第2章とでもいうべき新しい一歩を記した「豪雪JAM」。今年は越後妻有雪花火が打ち上げられる前に同じ会場で行われた。

 3月になっても、真っ白い雪のなかでのフェスというシチュエーションは変わらない。全体を包んでいるどこかアットホームな雰囲気も変わっていない。けれど何かが違う。十日町市内から会場が離れていて、しかもバスでなければ行けないというアクセスの問題もあるだろうし、フードエリアが雪花火のものでフード以外に出店するショップが少ないこともあるのだろう。前はどこにいても「豪雪JAM」を楽しんでいるという感覚があったのだけど、まとまり感が少なかったのが原因かもしれない。

 はじめて体験した雪花火は、かつて見た花火と違って、ただただ短時間で圧倒されるものだった。短い時間に畳み掛けてくるような演出。雪花火とライブというマッチングは、今までのフェスファン、「豪雪JAM」ラバーズだけではなく、新しい層を獲得することが十分にできるポテンシャルを持っている。「豪雪JAM」という唯一無二の雪フェスが、新しい会場をどう自分たちの色に変えていくのか。そして参加するお客さんが新しい「豪雪JAM」で、どう楽しむ場を作っていくのか。手作りのフェスだからこそ、ひとつひとつの積み重ねが「豪雪JAM」を特別なものにしてきた。その見えない共同作業が、次の「豪雪JAM」をさらに特別なものにするだろう。

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