【ブラリフェス/フォレストジャムグランデ】小さなフェスを支えるバンドたちの森のなかでの競演。

FORST JAM GRANDE

11.11@中滝アートビレッジ

 個人的に2017年の野外フェスのフィナーレを飾ったのが「フォレストジャムグランデ」。23本目のフェス参戦だった。

 去年、4年ぶりに復活したけれど参加できなかった。だから今年こそは、どうしてもこの森に行きたかった。2日間でラインナップされたのは22。ライブを中心に活動しているバンドやアーティストばかりだ。自分たちで、自分のライブの場所を開拓しているアーティストたち。この10年ほど、各地の小さなフェスを支えてきたアーティストたちでもある。だからこそ、ライブのクオリティが高い。ステージが3つ用意されているのだけど、メインではないサブのふたつは同時間にライブが行われている。どれを見るのか、どれを見たいのか、迷い続けていた。

 11月中旬なのにそれほど寒くはない。森は日本ではない場所にいるようなトリップを感じさせてくれたりもする。音を探しながら、森を彷徨っているような感覚。ステージとステージは離れてはいないから、すぐに目的の音楽の在り処には行けるんだけど、移動している時間も楽しい。

 キャンプせずに1日だけの参加ということもあったのだろうけど、とにかく音から音へ、休むことなく流れていたように思う。それがDJではなく、バンドであるということが「フォレストジャム」の特徴なのだろうし、草の根的なフェスを支えるバンドたちの音世界が豊かなことを感じさせてくれる。

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