【SUPERSONICレポート】アーティスト、スタッフ、観客。みんなの失敗させないという思い。開催してくれてありがとう。

 2020年8月。開催が間近にせまっているなか、SUPERSONICからコロナの影響で中止・延期されたことが発表された。

 そして今年。出演者を大幅に変更・縮小して開催されることになったが、開幕直前にヘッドライナーのアーティスト2組が出演キャンセルされるなど、「混乱」のなか、開催された。

 千葉市は、現在の世論を見てから、協力という立場でSUPERSONICを見守るということになった。多くのメディアは、千葉市の要請を断っての開催と報道した。

 僕は9月18日のSUPERSONICに参加した。当然のように駅前には報道関係者がいて、どのような映像を撮りたいのか、何となく伝わってきた。

 最寄り駅から、すぐスタッフの方が立っていてマスクの着用を呼びかけていたがSUPERSONICに向かう人はみなマスクを着用していた。

 会場の入口付近では荷物検査があり、アルコール持ち込み禁止などが徹底されていた。

 会場は、良い意味でいつもと少し違う。スタッフ・観客・アーティストから、今回のSUPERSONICを絶対に失敗させないという思いを感じた。

 LIVEでは、どんぐりずのざっくばらんなオルタナティブなHIPHOPがとても良かった。その後にパフォーマンスしたのが、コロナ禍では久々に海外から招聘されたアーティストのAURORA。石野卓球らのDJでもオーディエンスは歓声をこらえ、拍手で盛り上げた。実は、僕はその後に出演するZEEDなどのEDM系の音楽は好みじゃなかったけど、それも最高に楽しめた。

 会場内のフードエリアは、あまりお客さんが利用していない。もちろんアルコールの販売もない。売り上げが大丈夫なのかと心配になってしまったほどだ。僕にできることは食べて応援。夜に食べた湘南のフライドチキンが美味かった。

 雨のなか、たくさんのスタッフの方が頑張ってくれた。感謝しています。

 これからの、音楽イベントに対して新しい方向性を生み出せたと思います。

 楽しかった。ありがとう。

文・写真 = 岡部健一(おかやん)

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