【Mフェス/インタビュー】コスモポリタンで持続可能なフェスを目指し、妙高で初開催。

多くのフェスの開催が中止(もしくは延期)されるなか、今年初開催される野外フェスがある。新潟県妙高高原で行われるMフェスティバルだ。妙高の自然を感じとってもらいたいと妙高のMとマウンテンのM、そしてミュージックのMの頭文字をとってMフェスと命名された。オーガナイザーの小宮山省吾さん、そしてDJとしてラインナップに名を連ねているDJ TXAKO(JAPONICUS・CARIBBEAN DANDY)さんにインタビュー。

–––– Mフェスティバルを開催しようとした、そもそもの思いを教えてください。

小宮山 もともと群馬県のみなかみ町でアウトドア、アドベンチャースポーツを広めていたサム ディーン氏から誘われたのがきっかけです。サムは古い友人で、少し前に彼は妙高高原に移住したんですね。昨年のフジロックのホワイトステージに僕はZOO(ソオー)というバレンシアのバンドをブッキングしていたんですが、ZOOのライブに感動したサムが「大自然の中でフェスをやろう」と、夢を語ってくれたんです。コロナが広まる前に一度池の平温泉スキー場でイベントをやらせてもらって、妙高高原の魅力やサムや地元の仲間たちの熱意に共感したことで、スポンサーなしだったんですが、Mフェスの開催に向けて本格的に始動しました。

–––– コロナ禍にあっても、10月に開催を決めた一番の理由は?

小宮山 ソーシャルディスタンスを守れる広大なスペースを確保できると思ったから。また、コロナ禍で困っている音楽業界のみなさまや観光業界の方々の雇用のサポートを僕達ができると思ったからです。そして、コロナに対する高い意識を持っている地元の方々や観光業界のみなさま、アーティスト達のお力添えをいただけたことも開催を決めた理由ですね。

–––– Mフェスティバルでどんな時間の過ごし方をしてもらいたいと思っていますか。

小宮山 今回のコロナで自粛期間が続いて、特に都会に住んでいる方は、外で音楽を楽しめる場がなくて気持ちが塞いでいる部分もあると思うんです。そんな方達に大自然の中で心の底から音楽を楽しんでいただきたいですね。同時に音楽や人と人の繋がりの重要さを感じるような経験をしていただけたら僕達は嬉しいです。

–––– 会場の池の平温泉スキー場はどんな場所ですか。

DJ TXAKO 冬場はスキー場として人気の場所です。周辺にはロッジやペンションが立ち並び、温泉や足湯も楽しめます。夏場はさわやかな空気の中で雄大な景色を見ながら歩くハイキングやバードウォッチングが人気です。またアスリートさんがトレーニングで訪れたりもしているそうですよ。

–––– それでは10月の妙高の魅力を教えてください。

DJ TXAKO 涼しい気候の中で美しい紅葉、温泉を満喫できます。Mフェスの近くの妙高高原ビジターセンターのそばにあるいもり池は、周囲が遊歩道で整備されているのでお散歩に最適です。季節の花々や自然を楽しむ事ができますよ。また小規模な醸造所がつくる特別なクラフトビールを味わうこともできます。クラフトビールは数種類ありますので、ぜひ飲み比べていただきたいですね。

–––– Mフェスティバルの特徴を教えてください。

小宮山 コスモポリタンで持続可能なフェスを目指しています。Mフェスは運営スタッフや出店者、お客さまの人種や国籍も多様。日本人だけでなく海外の方々にも楽しんでいただけるような国際色豊かなフェスティバルです。10月3日はRANKIN TAXI、LIKKLE MAI & THE K、★マーレーズ★など、レゲエ、ジャマイカンミュージック、レベルミュージックを中心にブッキングしました。そこに地元の和太鼓やラテン音楽が加わり、おもしろい化学反応が起きるんではないかな。10月4日はロック、ワールドミュージック、クンビア、アイリッシュ、ジャム、ブルースなど、メスティソ(混血)で盛り上がるバンドをブッキングしました。OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND(OAU)のヴォーカルのマーティンのバンドJOHNSONS MOTORCARや、元東京スカパラダイスオーケストラの杉村ルイ aka THE TOKYO LOCALS、浅草ジンタ、CARIBBEAN DANDYなど、実力派アーティストの演奏もお楽しみいただけると思います。

–––– 物販や飲食の出店はどのくらいを予定されていますか。

DJ TXAKO 和食関係のお店が2軒。日本海のオイスターバーが1軒。焼き鳥屋さんが1軒。バーが3軒。うち数種類のクラフトビールをワンコインで飲めるオフィシャルバーが1軒。その他に手作りパン、サンドウィッチのベーカリー、オーガニックフード店などの出店を予定しています。物販はアーティストのマーチャンダイズの他、正確な数字はまだ確定していないのですが、20店以上の出店を予定しています。アート作品、ジュエリー、お洋服等のお店ですね。あとは当日のお楽しみということで…(笑)。

–––– 何人くらいの集客を想定していますか。

小宮山 数千人規模のフェスティバルを想定していましたが、コロナの影響もあるため、集客を想定しにくくなっていますね。できる限り環境を整えて、お客さまひとりひとりが過ごしやすい空間を作っていますので、ぜひいらして下さい。

–––– 参加する方に、最低限、これだけは守って欲しいということとは?

小宮山 注意事項をHPやFacebookに載せているので、そちらを読んでいただければ幸いです。コロナの感染症予防のガイドラインを守っていただきたいこと。地元の方々に迷惑をかけないようにマナーを守っていただきたいこと。妙高高原はクラフトビールが美味しいのですけど、飲み過ぎに注意してお酒の飲み方に気をつけていただきたいということですね。どうぞ宜しくお願い致します。

–––– どんなことをMフェスティバルから発信したいですか。

小宮山 人種差別のない国際的で持続可能なフェスティバルを開催して、妙高高原の自然や人の温かさを発信したいですね。そして、地元の方々に妙高高原を誇りに思ってもらえたら良いですね。今回Mフェスは記念すべき第1回なのですが、来年に繋げて、お客さまには「また行きたい」と、アーティストには「私達も出たい」と思ってもらえるようなフェスを目指して、世界に発信していきます。

M FESTIVAL 2020:Myoko Mountain Music

開催日:10月3日(土)4日(日)

会場:池の平温泉スキー場(新潟県妙高市)

出演:RANKIN TAXI (東京)、CARIBBEAN DANDY (東京)、LIKKLE MAI & THE K (東京)、✰マーレーズ✰ (神奈川)、UHNELLYS (東京)、SHIGE & THE TRUNK BOYS (石川)、GOOFY KINGLETS (新潟)、須弥山太鼓保存会 (新潟)、浅草ジンタ (東京)、杉村ルイ aka THE TOKYO LOCALS (東京)、THE RODEOS (東京)、JOHNSONS MOTORCAR (東京)、OTOTABI with E-Da Kazuhisa (新潟)、KAFKA FOR PRESIDENT (メキシコ・日)、ETO (プエルトリコ・日)、ほか


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