【RAINBOW CHILD 2020インタビュー】ゆっくりのんびり過ごして、自然と音楽に癒される2日間を。

2014年から岐阜県八百津町で開催を続けてきたRAINBOW CHILD 2020。昨年は恵那市のキャンプ場に会場を移してRAINBOW CAMPとして春と秋に行われた。そしてコロナ禍の2020年。「今だからこそ出来る新しいフェスティバル」を目指し、RAINBOW CHILD 2020としてキャンプインで開催されることになった。オーガナイザーの西田優太さんにインタビュー。

–––– コロナ禍にあって10月にRAINBOW CHILD 2020の開催を決めた一番の理由は?

 開催すべきか、中止にすべきか、正直すっごく悩みました。7月末頃、開催の中止のご意見が出ていたのですが、開催を願うご意見も多くいただいていました。開催の可否の判断を8月30日での協議会ですることを決め、その間に開催をするにはどういう対策が必要なのか、中止の判断はどの条件でするべきなのか、いろんな方にご意見をもらいつつ過ごしていました。

 最終決断をする8月30日、話し合いの中で、徹底した対策をしての開催の合意、コロナ禍で苦しい思いをしているイベント関係者の方々への応援のお言葉をいただきました。どうすればイベントを開催することができるのか、どうすれば元の生活を取り戻せるのかを多くの方が考え、望んでいるのだと感じ、コロナ禍に合わせた対策を徹底し、開催をすることを決めました。

–––– キャンプインフェスからこそ、コロナの時代の新しい楽しみ方が提示できるように思います。どんな時間の過ごし方をしてもらいたいと思っていますか。

 今年は入場者数を制限して、ゆっくりお過ごしできるようにしています。外出制限があったり、夏休みが短かったりといつもとは違う春、違う夏だったと思います。ご来場されるみなさまにはご家族や親しい友人とゆっくり、のんびり過ごして、自然と音楽に癒される2日間をお楽しみいただきたいです。

–––– 数多くのフェスが中止や延期になっているなか、出演するミュージシャンはどんな思いを持って、RAINBOW CHILDのステージに上がると思いますか。

 開催の決断をした8月30日に、出演者さまや関係者さまに電話をしました。多くの方が開催中止の電話かと思ったみたいで、開催の判断をお伝えした時に、開催への喜びを伝えていただきました。ステージでライブをする機会が少なくなったご出演者のみなさんの思いは想像がつきません。どんな思いでステージに立ってライブをしていただけるのかを僕自身、当日のステージでのライブパフォーマンスにて楽しみにしています。

–––– コロナの感染拡大を招かないために、RAINBOW CHILDならではの対策を考えているのですか。

 開催に向けての感染拡大防止の対策はスタッフだけでなく、多くの方にご意見をいただき話し合いを重ねてきました。また模索をしながらイベントを開催してきた方、現場にいた方など多くの方にどういった取り組みをしているのかのアドバイスもいただき、公式ホームページに感染防止対策のお願いとしてまとめています。

 イベントとしての対策は十分にとりますが、それだけではなく、これまで続けてきた保養の取り組み「海旅Camp」からも養生対策や免疫力UPの要素もフェスティバルの中に取り入れて行こうと思います。保養の取り組みから始まったRAINBOW CHILDは「フェスティバルに来ることが保養になる」を目指しています。日々の免疫力を高めるきっかけとなるよう、健康促進フェスティバルをお届けできればと思います。

–––– 物販や飲食の出店はどのくらい予定されていますか。

 飲食、物販は合わせて8店舗ほどと、出店の感覚も十分に取るためこちらも例年より数を減らしております。BBQ気分が味わえるオープンエアなビアガーデンエリアや、お子さまが安心して遊んでいただけるキッズ出店もございます。例年より出店数は少ないですが、十分に2日間お楽しみいただけると思います。

–––– 参加する方に、最低限、これだけは守って欲しいということとは?

 ゴミ0を目指すイベントとして、ご自身で出されたゴミの持ち帰りはもちろん、コロナ禍での開催ということもあり、我々スタッフも感染拡大防止に努めますが、ご来場されるみなさまにも感染拡大防止の取り組みのご理解とご協力をお願いしたいです。自然の中で自然なソーシャルディスタンスを心がけましょう!

–––– チケットは250枚限定となっています。キャパとしては、どのくらいの人数が可能な会場なのですか。

 会場は約600人ほど集客のできるキャンプ場です。とにかく自然の中でゆっくりお過ごしいただきたいと思い、半数以下の250名と設定させていただきました。

–––– RAINBOW CHILD 2020と名付けたことからも、当初から2020を目標にしてきていたと思います。開催を前に、今はどんな心境ですか。

 継続を目標にしている中、新型コロナウイルスの影響で一時開催を断念することも考えていたため、とにかく無事に開催を終えたいと思っています。そのためにクリアしていかなければいかない課題があるので、今は開催に向け邁進していくことだけを考えています。イベントに携わる仲間やアーティストさま、ご来場者さまと集えるということがなによりも楽しみです。

–––– 2021年、そして未来に向けて、どんなことをRAINBOW CHILDから発信したいですか。

 RAINBOW CHILD は7年間、世界平和を掲げ開催をしてきました。世界平和、となると漠然としちゃいますが、平和を願い、集い、祈る、そんなフェスティバルでありたいと思っています。

「Remember おもいおこせ/Alternative もともとあった/Imagination おもいで/Network つながりあう/Beautiful うつくしい/Organic ありのままの /World せかい」

 来年、再来年、未来のこどもたちに向けて世界平和の祈りをRAINBOW CHILD 2020から発信していきます。

RAINBOW CHILD 2020 〜飯地高原秋祭〜

開催日:10月3日(土)〜4日(日)

会場:飯地高原自然テント村(岐阜県恵那市飯地町)

出演:Kaoru Inoue、Cro-Magnon、KENTA HAYASHI、Makoto Okazaki、EXPE、SAIRU、SARATOGA、やじぃ&かむあそうトライブス、ほか

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