【Mach Four】4人のバンドとして目指す音像。

 2018年の「りんご音楽祭」にRINGOOO A GO-GOで出演を果たしたMACH FOUR。大学時代のサークル仲間の花塚駿、荊木敦志、 本間玲、丸田遼の4人で活動を開始したのが2017年1月のことだった。

「とにかく、好きな音楽をやりたいという思いだけで結成したんです。それ以外の目標って持っていなかったんですよね」(花塚)

「大学時代のバンドではソウルやジャズをやっていたので、オリジナルで曲を作るという感覚はあまりなかったんです。セッションして遊ぶほうが多かった。曲をしっかり作って自分たちでやるというのは、はじめての体験でした」(荊木)

 バンドとして目指した方向性は、今年の「フジロック」にも出演した台湾のサンセット・ローラーコースターやOGRE YOU ASSHOLE。

「もともとソウルの素地がバンドにはあったので。サンセットはそれにプラスしてアドリブっていう印象があって。サイケやジャムも好きで、カンやマニュエル・ゲッジングもよく聞いていました」(花塚)

 サークル内での音楽の情報交換もあり、スポティファイなどで探し70年代から80年代のジャムやサイケを掘っていったという。

「インストでも聞かせられるバンドを目指しています。インスト部分がかっこいいバンドって、ライブでも間違いなく盛り上がる。自分が曲を作っているのですけど、4人でやるとそれをはるかに超えていくのが楽しいですね。続けていけば自然と成長していくと思うんです。音が変わるかもしれないけど、それも自分たちの成長なんだろうし」(花塚)

「4人では出せない音を要求されると困ってしまうけど、試行錯誤して、どう持っていくかっていうのが楽しいポイントです」(本間)。

「楽しむことから次を創造していく。やりたいことの方向性を今は示せていると思っています」(荊木)

 ゆっくりと音と向き合い、歩を進めている4人。目標としてフェスの出演があるという。バンドとしてスピード感よりも大切にしたいものとは何か。その何かを4人は共有している。


Mach Four

大学の同じ音楽サークルにいた花塚駿(Vo/Gt)、荊木敦志(Gt)、 本間玲(Ba)、丸田遼(Dr)が、オリジナルの曲を作って演奏するために卒業後に結成。昨年ファーストEPをリリース。その後RINGOOO A GO-GOを勝ち抜き「りんご音楽祭」に初出演した。今年6月のDEAL JAMに出演。

りんご音楽祭2019

開催日:9月28日(土)〜29日(日)

会 場:アルプス公園(長野県松本市)

出 演:UA、GOMA、雨のパレード、カネコアヤノ(バンドセット)、jizue、NABOWA、田我流、KID FRESINO、Awich、all about paradise、ほか

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