【アヲルフェス/インタビュー】武蔵野の森から届けられる自然と楽しむための心。

武蔵野を守る防風林として、300年以上も前に人の手に作られた「おおたかの森」と呼ばれている平地林。数年前には所沢ダイオキシン問題としても話題になった場所でもある。この森の存在を多くの人に知ってもらうためにスタートした「OWL FES(アヲルフェス)」。入場無料のフリーフェスで開催にこだわり続け、今年で7回目の開催となる。オーガナイザーの目黒裕葵さんにインタビュー。

–––– 今年で7回目の開催になります。おおたかの森のことを知ってもらいたいということがこのフェスの大きなコンセプトですが、今年なりのテーマを掲げているのであれば教えてください。

 発起当時の熱い気持ちはもちろん大切ですが、凝り固まった定規、押し付けめいた主義主張ではなく、誰もにとって入りやすく、笑顔になってもらえるような…。本当の意味で優しい空間を目指して行きたいと考えます。

–––– アヲルフェスを通して、おおたかの森のことが少しずつ広がっていると思います。どんな変化を実感していますか。

 残念ながらアヲルフェスによる変化につきましては、まだまだ役不足に感じております。ですが、「おおたかの森」という場所の存在自体を地元でも知らなかった人がほとんどだったなか、若い世代からの認知度が非常に上がった事は実感出来ております。アヲルフェスが目指すそこから先の未来。牛歩ではあっても着実に進んで行ければと考えております。

–––– アヲルフェスで、もっとも大切にしていることとはなんですか。

「希望」です。動機、軌道。来場者さまに感じて戴きたいこと。自然や動植物にとって逆境とも言える現代において、わたしたちが失ってはいけないこと。すべての集約がそこにあります。

–––– タイムテーブルは事前に発表されるのですか。

 FacebookとInstagramにて今年は既に発表しております。毎年、ぎりぎりになってからアナウンスするのは、ありがたいことに出演希望アーティスト様が滑り込みしてくださる事が多いためと、アヲルフェスからエントランスフリーのサプライズとして、来場者さまへ期待を高めていただきたいと考えるからです。

–––– どんな時間を、アヲルフェスで過ごしてほしいと思っていますか。

 ステレオタイプにはなりますが、一言で言うなれば「楽しい時間」です。

「楽」と「楽しい」は同じ字を使いますが、意味合いはまったく別になりますよね。真実の「楽しさ」には、いつだって「努力」や「試練」が伴うものです。それを踏まえ、自身ではない誰かに用意された枠のなか、テーマパークのように作り込まれ、与えられたもののなかで「遊ぶ」ことは錯覚に当り、「遊ばせられている」ことに他なりません。本当の「遊び方」とは、まず「自由」というプロットがあり、そこから「工夫」をしたり「創意」が伴うものだと思うのです。言い訳がましくなってしまいますが、アヲルフェスは恐らく至らぬところも多々あります。「すべての方を全力でおもてなしする」ことに欠けるかもしれません。しかし私共にとって出展者も含む来場者さまにも「ゲスト」ではなく、共に楽しい時間を造り上げる「オーガナイザー」の一人になっていただきたいのです。

 時には「退屈」、「不便を感じる」こともあるかも解りません。磨かなくては光らない原石のような「楽しさ」からは何の魅力も得られないかもしれませんし、それには時間が必要かも解りません。けれど、それを掴むことのきっかけになる糸口は会場の随所にちりばめてあります。それを通し、お一人お一人にとってかけがえのない「何か」を見付けて戴けるであろう「森の可能性」に賭けてみたいと考えます。

 アヲルフェスで過ごす森のひとときで、より多くの皆様と「真実の楽しさ」をシェア出来ましたら幸いです。

OWL FESTIVAL 2018

開催日:11月4日(日)

会場:おおたかの森再生地(埼玉県所沢市北岩岡46-1)

出演:MAJESTIC CIRCUS、光風&SHANTI meets ROCKERS FAR EAST、Indus&rocks、スバラシキ、他


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