FUJI ROCK FESTIVAL’18
2018.07.27〜29@湯沢町苗場スキー場
苗場で20回目の「フジロック」。最大の注目は、ボブ・ディランとケンドリック・ラマー。アメリカを代表するふたりの詩人(あるいはジャーナリスト)が、果たしてどんなステージを繰り広げてくれるのだろうか。とにかくそのことを確かめたかった。
初日の晴天とはうって変わって、土曜夜から台風12号の影響で荒れた天候になった。ケンドリックがステージに立ったときには豪雨。そんな状況のなかでも、2018年の「今」を感じさせてくれるライブとなった。ヒップホップのパフォーマンスと照明を含めたビジュアルとのコラボレーションは、「フジロック」のみならず今年の国内外のフェスのハイライトとなったと言っても過言ではないだろう。いっぽうディランはそのステージの正反対の圧倒的なまでにシンプルなステージング。演出することなくライブの中心には常にディランという存在があった。
土曜の夜には風速18メートルを記録し多くのテントが飛ばされた。3日目の中止も検討されたというが、こんな悪状況のなかでもフェスを続け、フェスを楽しんだ「フジロック」のスタッフとフジロッカーズ。本当にタフでハートが強い。こんな仲間が集っているのだから「フジロック」は世界に誇れるフェスとして継続しているのだろう。個人的なベストライブはグリーンスカイ・ブルーグラス。ジャムグラスの気持ち良さを久しぶりに満喫した。
今年からソフトバンクによってYoutubeでの生配信も実施された。世界が注目するアーティストだけではなく、日本のバンドが世界で同時に見られる。こうやって、いろんな壁がどんどんなくなっていけばいい。それが可能になるのが音楽でありフェスであると思う。
DAY1/jizue、佐藤タイジ&華純連、THE TESKEY BROTHERS、サカナクション、ODESZA、POST MALONE
DAY2/ESNE BELTZA、RANCHO APARTE、MITSUKAZE、SKRILLEX、KENDRICK LAMAR、民謡クルセイダーズ、THE RODEOS、THE AVALANCHES
DAY3/鼓童、JACK JOHNSON、BOB DYLAN & HIS BAND、GREENSKY BLUEGRASS、MITSUKAZE & GREEN MASSIVE
(※2018年のフジロックでほぼフルセットを見たライブ。個人的な備忘録として)
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