キャンプスタイル・フェスの新しい楽しみ方を探す。【THE CAMP BOOKインタビュー】

昨年6月に立ち上がった新しいフェス「THE CAMP BOOK」。梅雨に入りそうな6月中旬のフェスの開催は、今まではあまりなかった。自分たちの楽しみという観点を持ちつつ、会社の新しい事業としてのフェス。音楽やフェスとはまったく門外漢からの参入は、どんな希望と現実があったのだろうか。オーガナイザーの樋口大貴さんにインタビュー。

–––– 1回目の開催を終え、反省点と次の改善点が見えてきたと思います。それぞれどんなことがありましたか。

 初日の夜にもっと音楽を楽しみたいとの声が多かったので、今回は豪華なDJ陣が出演してくれるTCB DISCOを室内のステージで開催します。去年は想定よりテントをご利用のお客様が多かったため、急な斜面での宿泊になってしまうお客様がでてきてしまったことも反省点としてあげられます。今回もスキー場での開催ですが、テントエリアの斜面を造成し快適にキャンプをしていただける環境を整えました。

–––– 今年、会場が変わっています。今回の会場の特徴は?

 車でご来場の場合は高速道路の湯沢I.Cから車で約3分。電車でご来場の場合は、最寄りの越後湯沢駅からシャトルバスで10分です!越後湯沢の温泉街も駅周辺なので、近隣ホテルと会場の行き来も可能です。通常冬期のみ営業を行っている「神の湯」という銭湯が開催期間中は24時間、昼夜問わず稼働しています。「神の湯」には畳の大広間が併設されているので、遊び疲れた身体をしっかり癒し、翌日に備えることもできます。

–––– 今年の「THE CAMP BOOK」の特徴を教えてください。

 昨年は2ステージでしたが、今年は屋外ふたつ、室内ひとつの計3ステージです。極力3ステージの時間が被らないようなタイムテーブルを組んでいます。映画や卓球、ラジコン、BMXなど昨年も好評だったコンテンツに加え、スラックライン、テントサウナ等バリエーションも豊富にパワーアップしています。

–––– そもそも、会社の事業としてなぜフェスを立ち上げようと思ったのですか。ハードルが高いと思うのですが。

 元々キャンプが好きで、100人でキャンプをしたい!というところからはじまりました。もちろん音楽も好きで、会社として新しいことにチャレンジをしたいという動きの中で、自分達でやるのであればフェスじゃないかというところに行きつきました。「好きこそ物の上手なれ」の精神です!

–––– フェスのどんなところに未来を感じていますか。

 フェスは様々なヒト・モノ・コトがあふれている空間です。そこから何かの化学反応で新しいカルチャーが生まれる要素を多く持っているはずです。「THE CAMP BOOK」も誰でも新しい何かを生み出せる場所でありたいと思っています。

–––– 6月中旬はフェスの開催が少ないのですが、この時期に開催する理由は?

 梅雨の時期ということもありフェスが少ないというのが大きな理由です。さらに梅雨入りの時期が年々読めなくなってきているのもあります。調べてみたところ、今年の会場「神立高原」は開催日には過去10年雨が降っていないようです。

–––– 様々なコンテンツがあります。このコンテンツはどうやって決まっていったのですか。

 TCBの運営チームが主催の内装会社、花屋、スポーツ関係、アパレルなど、音楽イベントとは関係がない仕事をしていた音楽やフェス、キャンプ好きのメンバーで構成されています。それぞれの経験をもとにチームで話し合い、自分達も参加したいとおもえるコンテンツをピックアップし、たくさんの方々にご協力いただきながらお声が掛けをさせていただきました。

–––– CAMP BOOKでどんな時間を過ごしてもらいたいと思っていますか。

 素敵な音楽、キッズエリアやワークショップなどのコンテンツなど、全力で楽しんで頂ける要素をご用意しています。全体力をつかってすべてのステージを回ったり、キャンプでご飯を食べながら音楽をきいたり、お子様とコンテンツで遊んだり踊ったり、「THE CAMP BOOK」のフィールドで各々思うままに楽しんで頂ければとおもいます。


THE CAMP BOOK 2018

会場:神立高原スキー場

開催日:6月9日(土)・10日(日)

出演:Tommy Guerrero、eastern youth、YOUR SONG IS GOOD、OGRE YOU ASSHOLE、田我流 & MAHBIE、TURTLE ISLAND、COOL WISE MAN、T字路s、Ovall、GOMA&The Jungle Rhythm Section、他


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