Fuji Rock Festival ’22
2022.07.29-31@苗場スキー場
2年連続で「微妙な時期」での開催となった「フジロック」。行動制限がないとはいえ、7月後半のコロナ感染確認者は連日20万人を超えていた。
2022年は海外のアーティストもラインナップされた。3日間で特に印象に残っているのが、THE HU、KIKAGAKU MOYO、DAWES、ALTIN GÜN。「フジロック」がなければ、きっと見ることのなかったバンドたちと言えるだろう。
3日間を通して改めて感じていたのが「フジロック」の懐の広さ。それは苗場の自然がもたらしてくれるものだろうし、出演するアーティストが「フジロック」にかけているモチベーションによるものなのだろうし、「フジロック」という場を作るひとりひとりの思いが集結しているからなのだろう。提供されているものを受け入れるだけではなく、共感し共有する。そんな「フジロック」では当たり前にみんなでできていることが、コロナの時代にはいかに特別なんだっていうことを再確認していた。そういえば、グリーンステージMCのスマイリー原島さんは「いつものフジロック、いつも以上のフジロック」と呼びかけていたっけ。
月曜の朝、明るくなるまでレッドマーキーにいた。DJは石野卓球。疲れてはいるのだけど最後まで見届けたいという勝手な使命感。多くの知人が朝のレッドマーキーにはいた。終わりたくないという思いと、翌年にバトンタッチいこうという思いが錯綜する。グリーンをはじめとしたメインステージのライブで終えるのではなく、遊ぶことの余韻を残してくれること。これもまたフジロックの広さに違いない。
最後に、2022年の「フジロック」は、飲食などではQR決済などのキャッシュレスだったけど、2023年はキャッシュも併用にしてもらいたい。
開催日:7月28日(金)~30日(日)
会場:苗場スキー場(新潟県湯沢町)
出演:FOO FIGHTERS、LIZZO、NxWorries、LOUIS COLE、YO LA TENGO、CORY WONG、ALANIS MORISSETTE、G. LOVE & DONAVON FRANKENREITER、NEAL FRANCIS、JOHN CARROLL KIRBY、OKI DUB AINU BAND、GEZAN with Million Wish Collective、ほか
チケットを持たずとも遊べるエリアであり、ある意味では「フジロック」らしさをもっとも表現していたのがパレスオブワンダー。コロナ禍では設置されなかった無料エリアが今年は復活。矢沢永吉の出演など、コロナ時代を経た新しい「フジロック」誕生の予感。
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