3月11日の福島、3月13日の日比谷の2日間。多くのミュージシャンたちの、多くの音楽に触れることができた。
音楽がいかに自由で、音楽がいかにそこにいる人の心をひとつにして、音楽がいかに明日への希望をもたらしてくれるのか。それを再確認できた。
何曲も聞いて、そこにいてライブを感じられることの幸福感を感じた。その中でも特に心に残ったのが、SONICで開催されたアサイラム in FUKUSHIMAで、渡辺俊美さんとTOSHI-LOWさんが歌った「私たちの望むものは」だった。岡林信康さんが1970年にリリースした歌。50年以上も前の歌だ。
東日本大震災(原発事故)、コロナ、そしてロシア(ウクライナ)。揺れ続けている世界で何を見出していくのか。何を信じていくのか。今の時代へのメッセージに他ならない。
「私たちの望むものは」
作詞作曲:岡林信康
私たちの望むものは 生きる苦しみではなく
私たちの望むものは 生きる喜びなのだ
私たちの望むものは 社会のための私ではなく
私たちの望むものは 私たちのための社会なのだ
私たちの望むものは 与えられることではなく
私たちの望むものは 奪いとることなのだ
私たちの望むものは あなたを殺すことではなく
私たちの望むものは あなたと生きることなのだ
今ある不幸せにとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだ!
私たちの望むものは くりかえすことではなく
私たちの望むものは たえず変ってゆくことなのだ
私たちの望むものは 決して私たちではなく
私たちの望むものは 私でありつづけることなのだ
今ある不幸せにとどまってはならない
まだ見ぬ幸せに今跳び立つのだ!
私たちの望むものは 生きる喜びではなく
私たちの望むものは 生きる苦しみなのだ
私たちの望むものは あなたと生きることではなく
私たちの望むものは あなたを殺すことなのだ
今ある幸せにとどまってはならない
まだ見ぬ不幸せに今跳び立つのだ!
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