【ブラリフェス/カメノワサーカス】横浜waccaを媒介に、人と人のつながりから生まれたフェス。

カメノワサーカス

21.05.08~21.05.09@水元オートキャンプ場

 横浜・反町にあったカメヤ食堂。様々な文化の発信基地として、人と人をつないできたカメヤ食堂が閉店したのが2018年。そのお店のビジョンを、そのまま横浜駅のアソビルで展開しているのがwaccaだ。「カメノワサーカス」は、カメヤ食堂~waccaのオーナーである亀谷氏が、コロナ禍において閉塞した社会に対して風穴を開けるために企画したのだろう。開催された5月上旬は横浜ではまん延防止等重点措置が適用され、お酒の販売停止が要請されていた。「カメノワサーカス」の会場は山梨県道志村の水元オートキャンプ場。野外+キャンプ+ライブ+ビール(アルコール)=フェス。これぞ鉄板の組み合わせ。それを再確認させてくれた時間だった。

 Ao Young Trio、KARAMUSHI+ERI KONISHI、KEISONなどがライブを行った。予定されていたそれぞれのライブだけではなく、土曜の深夜にはセッションがあり、ライブの予定がなかった日曜も、そのセッションのセカンドセットとも言える音遊びの時間が続いた。そこに集っていた人たちの気持ちで作り上げる空間。予定に縛られてしまいがちの日常から離れること。フェスに行くことの大きな目的は、日常からの脱皮なんだろうけど、改めてその時間がいかに有意義なのかということも実感できた。カメヤ食堂~waccaを媒介にした人と人のつながりから生まれたフェス。特に日曜は気持ちいいほどに晴れ、芽吹いたばかりの山の緑が美しかった。

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