【ONENESSインタビュー】抑圧から解放へ。マツリの息吹を体感する場としての野外フェス。

縄文時代から受け継がれてきたマツリの息吹を、今の時代から提出し共有することをコンセプトに開催されてきたONENESS MEETING。9年ぶりにキャンプインフェスとして行われる。今回のテーマは「縄文と循環」。野外という空間が、より深くそのテーマを導き出すことになるのは間違いない。オーガナイザーに、コロナ禍の2021年に開催する思いを聞いた。

–––– 2021年の秋もまた、多くのフェスが中止や延期という判断を下しています。開催を決めた思いを教えてください。

 私達が開催を決めたのは、とにかく「マツリ」の火を消したくないという思いのみです。コロナ禍においても、地元住民や行政との信頼関係を築き上げているこの会場であれば実現可能だと思い、開催を決めました。

–––– 9年ぶりに野外でのキャンプインでの開催となります。今回キャンプインフェスにした思いは?

 9年前の長野県の会場の長門牧場は、翌年メガソーラー用地として買い上げられました。以降年に1度の旧暦新年を祝うイベントを代官山UNITで2019年まで続けてきました(実際最後のUnit公演はコロナの最初期でした)。この状況の中では、都内のライブハウスより東京のキャンプ場、しかも野外ステージが常設されているこの会場の方がより多くの方が気持ちよく参加できるだろう、野外でワンネスメンバーのライブやDJを目一杯浴びていただきたいという思いです。

–––– 会場の日の出町おおばキャンプ村まで、車での来場は不可となっています。どのくらいの人数を想定なさっているのですか。

 200人前後の限定とさせていただいております。

–––– テントは何張りくらいを予定していますか。

 すでにテントサイトは売り切れとなってしまいました。他 Indoor Stageの0時から9時まではSleeping Timeとしてみなさんが雑魚寝できる環境をご提供します (寝袋、マットなどはご持参ください)。

–––– 多くのライブも中止や延期になっている中での開催は、アーティストに対しても大きなメッセージがあると思っています。参加するアーティストから、出演に対してどんな反応がありましたか。

 多くのアーティストが活動の場を失っている中、きっちりしたコロナ対策を行うことが前提ですが、開催を喜び気合いを入れて参加くれるアーティストばかりです。特にアルバムリリースLIVE SHOWCASEとなるZEN RYDAZのライブは総勢15名の規模になる予定です!

–––– コロナ禍にある2021年のONNESSでは、どんなメッセージを発信したいと思っていますか。

 社会全体がより抑圧的になり、急激に変化する常識の中で、音楽やアート、マツリの素晴らしさを改めて体感していただきたいです。溜め込んだストレスを思いっきり解放していただきたいです。

MOVEMENT ONENESS GATHERING

開催日:10月9日(土)〜10日(日)

会場:おおばキャンプ村(東京都日の出町)

出演: OKI DUB AINU BAND、ZEN RYDAZ、川村亘平斎、RABIRABI、JUZU a.k.a.MOOCHY、DJ KENSEI、KURANAKA a.k.a. 1945、ほか


0コメント

  • 1000 / 1000