【AO YOUNGインタビュー】ファンひとりひとりの力で名盤を誕生させよう。ソロアルバム製作のクラファン挑戦中。

DACHAMBOのフロントマン、AO YOUNGが、8年ぶりとなるソロアルバム製作のためにクラウドファンディングに挑戦中だ。ライブやフェスで、数多くの体験をオーディエンスに共有してきたAO YOUNG。音楽を愛するバンドマンとして、アーティスト仲間を集めてバンドサウンドを構築したアルバムを作りたいという。クラウドファンディングの締め切りは10月30日。その新作は2021年1月に完成する予定だ。コロナの時代を描く名盤になることは間違いない。

–––– コロナ禍、特にライブはおろか人に会うことも制限されていた4月5月は、どんな日々を過ごしていましたか。

 人を信じることより疑う方が、正義のような世間の流れにとことん落ち込んでみました。数々のイベント中止の報せのなかで、配信ライブという可能性も何度か試しましたが、今までやってきた観客との呼吸のやりとりみたいなものが無い時点で、演奏中のインプロビゼーションにも、あまり良い影響を感じずに、積極的にネット配信にシフトを変えていくことも戸惑いました。

–––– その日々を振り返って、AOさんにとってどんなプラスがありましたか?

 小学生の娘も突然の学校閉鎖だったので、専業主夫として三食の食事を考えたり、家で遊べるスポーツとして、食卓の上でシャモジで卓球したり(笑)、今思うと娘のおかげで日常を保てたのかもしれない。

–––– ソロアルバムを製作するためのクラウドファンディングがスタートしています。クラウドファンディングをしようと思ったきっかけは?

 DACHAMBOは来年20周年なんですが、3月から始めたレコーディングも4月から中断してます。メンバーの家庭の事情も踏まえて、バンドとしては動けない。しかし、この20年でたくさんの素晴らしいミュージシャンと知り合い、友達になれたことで、長年やりたかったゲストミュージシャン多数参加のソロアルバムという構想が具体的に見えてきました。来年は、どんな形にするかわかりませんが、DACHAMBO結成20年の節目として「HEBESTA FESTIVAL」は決行する予定です。そのためにもソロアルバムのタイミングは、今しかないと決断したのがきっかけです。

–––– クラウドファンディングではメンバーを集めてのバンドサウンド。バンドへのこだわりは強いのですか。

 中学生の頃、ギターを始めた時からバンドしか頭にありませんでした。なので自分はバンドマンだと思ってます。それにソロ関連の作品はアコースティックでしか発表していなかったので、DACHAMBOとは違うウタモノのバンドサウンドでアルバムを作りたいというのは、前からずっとやりたいと思っていた夢のひとつでした。

–––– コロナ後、初めてのライブのことを覚えていますか。

 6月に横浜サムズアップで行った、鎌倉スパイラルの周年パーティーですね。シークレットに近い形で行われるのも悲しい世の中ですが、たくさんの仲間達が集まってました。演者もオーディエンスもすごいパワーだったのを覚えてます。みんなストレス溜まってたんだなぁって(笑)。

–––– そもそも音楽とは、AOさんにとってどんな存在ですか。

 日常の側に寄り添ってくれるBGMでもあり、人生を変えてしまう力すら持つ悪魔だったり。

–––– 新作アルバムでは、新曲は何曲くらい予定していますか。

 なにせ8年振りなので、長年ライブで演ってきても形に残していない曲も多数あります。未発表曲と括るとほぼ新曲ですが、このアルバム用にも何曲か書き下ろしたり、大胆にアレンジを変えてみたい曲もあります。が、最終的にはできてたからのお楽しみということで(笑)。

–––– どんなアルバムに仕上げたいと思っていますか。

 時代とは逆行してますが、アナログな感じでザラついていて、バンドサウンドの楽しさがギュッと詰まった、家で聞いても飽きないような名盤を目指したいです。

–––– クラウドファンディングに挑戦中の今、どんな思いを持っていますか。

 こんなことしないとアルバム出せないのか?って言われそうですが、コロナ渦のなかで、仲間を想う気持ち、人を信じること。忘れそうな大事な何かを再確認させてもらってます。まだ達成まで半分くらいしかいってないけど、支援者達、仲間達の応援メッセージを読むだけで泣きそうです。達成できることをひたすら信じて、できることを一個ずつやるだけだと思ってます。

DACHAMBOのAO YOUNGソロアルバム名盤大作戦!

目標金額:2,000,000円

募集期日:2020年9月18日(金)16:20:00~2020年10月30日(水) 23:59:59

アルバム発送予定日:2021年1月 


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