「もったいない」が導くサステナブルな未来のヒント。映画『もったいないキッチン』が全国でロードショー公開中。

 「もったいない」。元々は仏教思想に由来する⾔葉で、ケニア出身の環境保護活動家ワンガリ・マータイが、「MOTTAINAI」を世界共通の合⾔葉として掲げたことで世界中から注目を浴びた。無駄をなくすだけでなく、命あるものへの畏敬の念が込められた日本独自の美しい⾔葉だ。

 ヨーロッパを舞台にした映画『0円キッチン』から5年、映画監督ダーヴィド・グロスが次なる舞台に選んだのは世界トップクラスの食品ロス大国日本。その量は毎年643 万トンにものぼるという。キッチンカーで福島から鹿児島まで旅しながら、「もったいない」を合言葉にフードロス問題を解決するヒントを発見していく。

 食のもったいないをなくすためには、次の5つが考えられるという。

「1. 買ったら使い切る。2. 上手に保存︕ 冷蔵庫はスッキリ、冷凍庫はギッシリで。3. 腹ペコで買い物に⾏かない。4. 衝動買いは厳禁︕ 割引商品に飛びつかないで。5. 信じるべきは自分の感覚︕ 賞味期限に惑わされない。」

もったいないキッチン

監督・脚本:ダーヴィド・グロス  製作・配給:ユナイテッドピープル

2020年/日本/日本語・英語・ドイツ語/95分

※シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺、横浜シネマリン、名古屋シネマテーク、アップリンク京都ほか全国順次ロードショー

(c)UNITED PEOPLE

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