1月にメキシコのカンクンで開催されたフェス「DEAD AHEAD」。グレイトフル・デッドのボブ・ウィアが連日のようにヘッドライナーを務めたこのフェスに、スタージル・シンプソンなどとともにラインナップされていたのが、シカゴを拠点に活動を続けるシンガー・ソングライター/ピアニストのニール・フランシスだった。
2023年のフジロックで初来日したニール・フランシス。初の単独でのライブツアーが4月に決定した。
この3月にサードアルバム『Return To Zero』をリリースする。その後、ブルース、ロック、ルーツミュージックなどの「クラシックロック」において、今や世界最高峰のラインナップと言っていいオーストラリアの『バイロンベイ・ブルースフェス」と、アメリカの「ニューオーリンズ・ジャズフェス・ウィーク」に相次いで出演を果たす。そのふたつのビッグフェスの間に、初の日本公演がセッティングされた。
ファンク、ソウル、ロック、ニューオーリンズ…。60年代〜70年代のアメリカのグッド・ミュージックのきらめきを、今の時代に転嫁させて再提出してくれたようなサウンド。アメリカでは、ドクター・ジョンやアラン・トゥーサン、レオン・ラッセルなどとも比較されている。そんな音楽性が、世界を代表するロック&ルーツフェスへの出演やグレイトフル・デッドのボブ・ウィアとの競演につながっているのだろう。
どこか懐かしくもあり、新鮮な響きも持っているニール・フランシスのライブ。今の時代のアメリカのグッド・ミュージックを体感できる時間になるのは間違いない。
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