ヒッチハイクで旅した40年代後半のアメリカ。ジャック・ケルアックのその旅は小説『ON THE ROAD(路上)』として1957年に出版された。『ON THE ROAD(路上)』は、ビートジェネレーションの代表的な存在となり、60年代以降にアメリカで起こるカウンターカルチャーやヒッピーカルチャーなどに多大な影響を与えた。
ジャック・ケルアックとその周辺のビート・ジェネレーションの作家たちに焦点を当て、ケルアックの全著書の初版本やビート作家たちの旧蔵本、日本のカウンターカルチャー黎明期のミニコミ誌まで、初公開の資料を含む300余点を出品された展覧会が神戸で開催されている。
この展覧会の図録として発行されたのが『オン・ザ・ロード:書物から見るカンターカルチャーの系譜』。ジャック・ケルアックとはどういう人物だったのか。『ON THE ROAD(路上)』がどんな旅だったのか。ビート・ジェネレーションとはどういう時代だったのか…。ビート入門書としてはもちろんのこと、日本語で読めるビートジェネレーションの貴重な資料としても読むことができる。展覧会だけではなく、書店などで一般発売もされている。
ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』とビート・ジェネレーション書物からみるカウンターカルチャーの系譜
開催期間:7月3日(土)-8月8日(日)10:00-18:00
会場:BBプラザ美術館(神戸市灘区岩屋)
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