【森波インタビュー】宮城の小さな町から、コロナ禍でも2年連続して発信される音楽文化。森波、海の日に開催。

宮城県登米市で開催を続けている「森波」。コロナ禍でほとんどのフェスが開催中止となった昨年夏も行われ、今年も夏フェスシーズンの到来を告げるべく、海の日に開催される。地方の小さな町から音楽文化を発信していくか。それを地元に広げていくのか。「森波」が残してきた足跡は決して小さくはない。去年に続き、リアルフェスに加えて配信も行われる。「森波」から何が発信されていくのか。オーガナイザーの柴田道文さんにインタビュー。

–––– ほとんどのフェスが中止になった昨年夏も森波は開催されました。終わった時に、いつもの森波とは違ったという感覚はありましたか。

 もちろんありました。何もかも違いました。これから一生経験できないであろう、とても言葉では表現できない、貴重な体験でした。簡単にいえばですが、去年の開催を通じて、森波の強度が増したと思ってます。

–––– 昨年もリアル・イベントに加えて配信も行ったのですが、その広がりをどう感じていますか。

 ライブ体験の代替にはなり得ませんので、配信の限界はあると思います。ですが、次につなげていく、今できる最善と思われることはトライしていきたい。昨年は想像以上の視聴をいただきましたし、多方面から称賛をいただきました。昨年もですが、今年も映像のクォリティだけでなく、配信の音専属オペレーターが張り付き、最高の視聴環境をご提示できるよう映像&音響クルーが準備を進めております。

–––– 今年も開催を決めた理由を教えてください。

 去年は実行委員の間で莫大な時間をかけて開催の可否について議論しました。今年は一切、開催について話し合いませんでした。昨年開催しましたので、今年開催しないということは考えたこともありませんでした。なので、理由はなにもありません。

–––– コロナ禍でのフェス開催で、昨年から変わった部分は?

 なにもかも昨年と同じです

–––– 出演するミュージシャンからは、開催するにあたってどんな反応がありましたか。

 みなさん好意的ですし、出演を快諾していただきました。音響のみなさんも同じような反応をいただいてます。

–––– 10時にライブペインティングがスタートし、ライブは18時15分の終了予定です。タイムテーブルを組むことに苦心はありませんでしたか。

 楽しい作業ですので、苦心することは全くありませんでした。

–––– 高校生以下が入場無料です。地元の高校生にも参加してもらいたいという思いがあって、これを決めているのですか。

 第1回目から高校生以下は入場無料にしてました。世代を問わない、多様なお客さんに来ていただくことを目指してきました。これからも高校生以下は無料とし、可能性を広げて行きたいです。

–––– 今年の開催日は、暑い日になりそうですか。

 くもりで最高気温28度ぐらい。過ごしやすい理想的な天候になりそうです。

–––– それでは、どんな1日になればいいと思っていますか。

 音楽にしばらく触れてなかったお客さんも多いかと思いますので、久々に野外で音楽に包まれる時間をお過ごしいただければと。

ご来場難しい方は是非、配信をチェックしていただきたいです。

森波

開催日:7月22日(海の日)

会場:伝統芸能伝承館 森舞台(宮城県登米市)

出演:元晴、cro-magnon with IZPON、幹miki、Spinna B-ILL、“The Timeless Nation” 小沼ようすけ+Kai Petite+沼澤尚、鎮座DOPENESS、Afro Begue、TOKIO AOYAMA


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