「意識」から浮かび上がってくる光。GOMA2021展、前期と後期に分けて開催中。

 恵比寿AGM GalleryでGOMA展2021が開催されている。6月4日から7月11日まで、およそ5週間に及ぶロングランの展覧会とあって、前期と後期に分けての開催となる。6月20日までの前期が「意識がうまれる場所」。そして6月22日から7月11日までの後期が「意識はどこから来るのか」。ほとんどの作品がコロナ禍によって描かれた新作だ。

 現在開催されている前期は、白をベースにした作品が多い。事故後、頭のなかに浮かんだ光を追い求めて、自然と絵を描きはじめたGOMAさんの根源の色が白と言えるのかもしれない。

「後遺症による意識消失?回復というサイクルを繰り返す中で意識はどこから来るのかということに自然と興味を持つようになりました。身体はこの世界に在っても意識が無いと目を開けることすらできないのです。 再生へと導くひかりを追いかけて自己宇宙を観察し続けてきました。消失する際の記憶はありませんが、回復時に意識が見る景色を時系列に展示したいと思います。

 今回は会場が広くないので前期後期に分けて、いつもより長く37日開催することにしました。旅が難しい時代、 自由自在な自己宇宙の旅を楽しんでいただけたら幸いです」とGOMAさん。

 6月21日から展示される後期が、どんな光に満ちているのか。GOMAさんの「意識」に対する色を見ることができる展覧会であることは間違いない。

GOMA展2021

前期/意識がうまれる場所 2021年6月4日(金)〜6月20日(日)

後期/意識はどこから来るのか 2021年6月22日(土)〜7月11日(日)

会場:ACM Gallery 東京都渋谷区恵比寿西1-4-11 福隆ビル1F

時間:12:00〜20:00 最終日は16:00閉場

6/21は展示替えのため休廊

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