【沖野修也インタビュー】飲んで、食べて、喋って、踊れる。THE ROOM CAMPというエッセンシャルな遊びの場の提案。

1992年のオープン以来、渋谷の地下からクラブカルチャーを発信し続けているTHE ROOM。プロデュースしているのは世界的な人気を誇るDJ/アーティストの沖野修也。山中湖でキャンプインフェス「THE ROOM CAMP」が開催されることになった。コロナ禍の今だからこそ、実現したフェスと言えるかもしれない。

–––– 渋谷のハコであるTHE ROOMが、THE ROOM CAMPという野外でのイベントを開催することになったきっかけを教えてください。

 元々、卒業生(笑)から、子連れで楽しめる屋外イベントをして欲しいという声は多かったんです。そして、コロナ禍で余儀なく営業の短縮に追い込まれた状況で何か前向きで新しい発信をしたいなと思っていたんです。

 そんな中、ここ数年ハロウィーン・パーティーでご一緒しているプロデューサーの林正勝さんと進めているベトナムのプロジェクトがありまして、このプロジェクトの投資家が、キャンピング・カーの会社にも投資していて、その会社の代表の西村直樹さんと我々が繋がりました。そして、奇しくも林さんが僕がかつて契約していたレコード会社で知り合った高村東吾さんと別で繋がっていることも同時期に発覚。実、高村さんのご実家が宿泊施設+キャンプサイトということもあり、音楽とキャンプとキャンピング・カーのイベントやるしかないでしょ!ということになったんです。

–––– このTHE ROOM CAMPのコンセプトとは?

 地下から屋外に活路を見出すナイト・クラブの新しい展開と、かつてTHE ROOMに通った人との再会ですかね。サブ・タイトルにある「タキビ」は重要なキーワードです。火を囲んだ集い、しかもそこで歌を歌ったり踊ったりすることは、人類の原始的なコミュニケーションの形です。もう何年もCAMPは人気があってずいぶん普及していますが、その流れに合流するというより、人間のエンターテインメントの原点に回帰するというのがコンセプトです。紅葉祭りの最終日に家族や友達と来られるし、屋外なので密集状態も避けられる。ちなみに、このCAMPで初期THE ROOMのロゴを復活させ、僕が10年間やったTOKYO CROSSOVER/JAZZ FESTIVALの1回目のビジュアルに使った富士山を再びフライやーのモチーフとして使っています。そういう意味でも個人的に初心に戻って新しいことを始めるという感覚もあります。 

–––– 会場ではキャンプも可能とのこと。どんな場所ですか。

 宿とキャンプが目的に合わせて選べる約40000㎡の自然豊かな林間キャンプフィールドです。目の前に山中湖、湖畔からは富士山を仰ぎながらキャンプやBBQをお楽しみいただけます。

–––– 参加するみなさんも一緒に作り上げるのが、イベントが成功するかどうかの大きなポイントだと思っています。参加するみなさんに、どんな楽しみ方をしてもらいたいですか

 本当に小さなイベントで、ミニ・フェスティバルって呼んでるんですが、DJに楽しませてもらうっていうよりも、自分もそのフェスのスタッフの一員であるって思って欲しいんですよね。来た人の反応でどんどんDJ達はかける曲を変えてゆく。つまり、好きな曲にいいリアクションを返せば、DJを操れる(笑)くらいの気持ちで一緒に盛り上がってもらいたいです。ま、踊るも良し、聴くも良し。自由なスタイルで参加してもらいつつ、同じ音楽が好きな仲間が集まると思うので、気軽に会話していただけると嬉しいですね。スタッフやDJ達と。あるいはお客さん同士でも。もちろんマスクも忘れずに。

–––– クラブはミュージックカルチャーを発信してきました。渋谷のTHE ROOMには人は戻ってきていますか。

 徐々に戻ってきてはいますが感染対策で入場制限を実施しています。なかなか多くの人を呼び込むことが難しい状況だからこそ、屋外に活路を見出すのは自然な流れだったかもしれません。

–––– 飲食ブースの出店は予定していますか。

 河口湖から少し離れた森の中にあるは、フランス料理店 Miura料理店によるフレンチ屋台が出ます。沼津市からもう一店出店しますが詳細未定です。そしてTHE ROOMとしてスタッフがBARを出します。

–––– THE ROOM CAMPから発信したいことを教えてください。

 スターを観に行ったり、流行りを追うのではなく、僕が企んでいるのは「エッセンシャル」な遊び”の提案ですね。富士山が見えて、焚き火を囲んで、そこに気持ちのいい音楽があるなんて最高じゃないですか?そして、飲んで、食べて、喋って、踊る。気楽で楽しい、楽&楽。大自然の中で気の合う仲間と音楽を浴びる素晴らしさを共有したいですね。

Culture Crossing Series

The Room Camp ~TAKIBI and MUSIC~ vol.1

開催日:11月14日(土)

会場:the 508(撫岳荘・山梨県山中湖)

出演:HUYA OKINO (Kyoto Jazz Massive/Kyoto Jazz Sexet)、DJ KAWASAKI、YUKARI BB (Jazzy Sport Kyoto)、MASAKI TAMURA(Do it Jazz!)、YOSUKE、TOMINAGA(CHAMP)、ENDONAO (CMYK)、TAICHI ISOZAKI (MAGNETiC)

11/14

Day Party

10:00〜Atsushi Ueguchi

12:00〜Taichi Isozaki

13:00〜Masaki Tamura(Do it Jazz!)

14:00〜Endonao(CMYK)

15:00〜Yosuke Tominaga(Champ)

16:00〜DJ KAWASAKI

17:00〜Shuya Okino(Kyoto Jazz Massive/Kyoto Jazz Sextet)

18:00〜Yukari BB(Jazzy Sport Kyoto)

19:00 終了

After Party

19 :00〜BGM

20:00〜Naz Chris,Tak Umezawa

21:00〜Shuya Okino Free vinyl set

(かけ終わったアナログをプレイ後希望者にプレゼント)

22:00〜Endonao

22:45〜Yosuke Tominaga

23:00〜DJ KAWASAKI+Yukari BB(B2B)

24:00 終了

11/15

7:00〜Masaki Tamura+ Shuya Okino Morning Jazzy Ambient set

9:00 終了

– Culture Crossing Series – The Room Camp~TAKIBI and MUSIC~ vol.1日時:2020.11.14(Sat)10:00-19:00 アフターパーティー 2020.11.14(Sat)19:00-事前購入の宿泊者のみ 会場:the 508(撫岳荘) https://the-508.comDJ:沖野修也(Kyoto Jazz Massive/Kyoto Jazz Sexet)、DJ KAWASAKI、YUKARI BB(Jazzy Sport Kyoto)、田村正樹(Do it Jazz!)、冨永陽介(CHAMP)、ENDONAO(CMYK)、TAICHI ISOZAKI(MAGNETiC) のべ来場者100万人を誇る渋谷の老舗クラブ The Roomが、渋谷の地下を飛び出して、紅葉まつりで賑わう山中湖畔でファン待望の屋外イベントを開催します。かつて、Mt.Fuji Festivalでナレーションを担当した沖野修也が、思い出の地山中湖にDJ達とスタッフを引き連れBarごとの大移動を敢行!Campあり、 Camping Carあり、BBQあり、焚き火ありという絶好の条件で、最高のGood Musicを鳴らします。常連から卒業生まで、そして、家族連れからキャンパーまで大歓迎!!全く異なる環境で、The Roomテイストを楽しむ小さなフェスティバルに、あなたも参加してみませんか? スケジュール 11月14日 10:00〜 EVENT START 16:00〜 “TAKIBI”START 19:00〜 EVENT CLOSE 19:00〜 AFTER PARTY宿泊者・山中湖村民のみ下記【注意事項】をお読みください※会場のthe 508 CAMPおよび撫岳荘でのご宿泊付きイベントチケットです※キャンプ場予約サイト「なっぷ」よりお求めください。(「なっぷ」へリンクします)※「プラン一覧」より【11/14限定】各プランをお選びください。※チェックイン11月14日−チェックアウト15日を選択ください。※各プランより人数を入れていただくと人数分のチケット代が追加されます。※ご予約の最終画面にてGOTOトラベルキャンペーン価格が表示されます。※10:00〜のイベント本編および19:00〜のアフタ

theroomcamp.com

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