1960年代後半から70年にかけてのイギリスで、ギターサウンドをフィーチャーさせたハードロックに対抗して、もうひとつのロックが人気を集めていた。それがプログレッシブ・ロックで「進歩的」「革新的」なロック意味していた。代表的なバンドとして、ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、イエスなどがあげられる。
キング・クリムゾンは1968年に結成し、『クリムゾン・キングの宮殿』や『レッド』などロック史に残る名作を相次いて発表。創設メンバーのロバート・フリップを核に、時代とともにメンバーチェンジを重ね、バンドとしての軌跡は現在も続いている(コロナ禍の2021年に来日ツアーを行い、ロバート・フリップは「ツアーの全行程を『日本で幕を閉じる』」と話していたという逸話も残っている)。
キング・クリムゾンの来日から4年。BEATの来日公演が間近に迫っている。メンバーは、エイドリアン・ブリュー、トニー・レヴィン、スティーヴ・ヴァイ、ダニー・ケアリーの4人。エイドリアン・ブリューは1981年のキング・クリムゾン再始動からメンバーとなり、30年以上にわたってロバート・フリップとともにキング・クリムゾンの中心的な存在であり続けたギタリスト。ベーシストのトニー・レヴィンも1981年からキング・クリムゾンに参加し、2021年の来日時もステージに立っている。このふたりのキング・クリムゾンのメンバーに、フランク・ザッパ・バンドに在籍していたギタリストのスティーヴ・ヴァイと、トゥールのドラマーのダニー・ケアリーが加わったのがBEATだ。BEATは、エイドリアン・ブリューが発起人となり、1980年代にキング・クリムゾンが発表した3枚のアルバム、『ディシプリン』、『ビート』、『スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー』の収録曲を演奏するために結成されたという。
ライブのサブタイトルに「Performing the music of 80s KING CRIMSON」とある通り、ロバート・フリップはいないものの、新たなリズムへの探究とギターサウンドがハイブリッドされていた80年代のディシプリン期のキング・クリムゾンが、4人によって再生される。
BEAT - Performing the music of 80s KING CRIMSON
開催日:2025年9月1日(月)
会場:日本武道館
招聘・企画制作:キョードー東京 / EVENTIM LIVE ASIA
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