【ブラリフェス/GREENROOM FESTIVAL '18】都市型フェスにプラスαされた 何かが気持ち良さを誘う。

GREENROOM FESTIVAL '18

2018.05.28@横浜赤レンガ地区野外特設会場

 ここ数年の「グリーンルーム」の充実には、フェスという場がより多くの人にとってかけがえのない時間になっていることを物語っているように思う。去年から無料のマーケットエリアにもステージが作られ、前から開放的だった雰囲気が、さらにオープンになっているように感じる。

 ジミー・クリフがヘッドライナーだった初日ももちろん行きたかったのだけど、DEALでも写真を撮ってもらった依田恭司郎さんのお別れ会があって不参加。今年で70歳(もっと年上かと思っていたけれど)のジミー・クリフ。ライブハウスで見るよりも、野外でレジェンドのレゲエで身体を揺らせたかった。

 日曜も、土曜と遜色ないラインナップだ。じっくり見たのは、Sublime with Rome、UA、そしてThe Wailersの3バンド。The Wailersはボブ・マーリーのナンバーで、悪くはないのだけど、フェスで盛り上がるのなら、ダミアンでもジギーでも、ボブの息子の誰かが出演してくれたらなあと無いものねだりの気持ちになってしまった。

 無料のマーケットエリアを含めると、2日間で10万人を超えるという。確かに人は多い。けれど多いわりにはなんとなくゆるさもある。横浜という街が持っている特性なのか、それとも海が近いという環境でそう感じさせてくれるのか。立地を考えれば都市型フェスなのだけど、都市型という括りではない何かがプラスされていることが「グリーンルーム」の魅力なのだろう。

 この9月に、グリーンルームが同じ横浜赤れんが地区で、新しいフェスを立ち上げる。グリーンをコンセプトにした「ローカル・グリーン・フェス」だ。海から緑へ。自然を守るメッセージが貫かれている。

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