DACHAMBO TWIN DRUMS LAST LIVE@横浜サムズアップ パーティーは終わらない。

 結論から言うと、2月24日のDACHAMBO TWIN DRUMS LAST LIVEが開催できて本当に良かったと思っている。別に自分がオーガナイズしたわけでもないのだけど、ライブを見ながら、DJをしながら強くそう思っていた。

 昨年12月に突然DACHAMBOのグルーブを支えてきたbukka billyの脱退が発表された。残されたのは3本のイベントでのライブのみ。長くバンドを支えてくれたファンのために、そして次に繋がるDACHAMBO6人のためにも、ワンマンでしっかり6人のDACNAMBOを終えたほうがいい。そう進言していた。このまま静かに脱退でいいのか、それとももう一度ワンマンを見たいのかの二択のアンケートをフェイスブックで行ってみたりもした。それは多くのファンの思いを、メンバー6人に伝えたいという思いからだった。バンドではなくても、商売でもなんでもお客さんに支えられた人は、お客さんを大切にしなければならないと思っている。ライブで関係を構築してきたバンドは、それがたとえ苦しい時間になったとしてもライブという場でファンと対面しなければならない。ちなみにそのアンケートは7対3で、もう一度ワンマンライブをやって欲しいという声が多かった。

 最後のはずだったライブは、横浜grassrootsでのカウントダウンライブ。けれどこの日、ツインドラムのYAOがインフルエンザのために不参加となり、6人のDACHAMBOのラストライブではなくなり、年が開けてから2月24日の横浜サムズアップでの開催が決まった。

 200人くらいのファンがサムズアップに集った。SNSでの告知だけだったけれど、それだけの人が6人のDACHAMBOを見送りたいと考えたいうことに他ならない。

 ふたりのドラムのセッションからはじまったファーストセットもアンコールがなかったセカンドセットも、がっつりのロングセット。19時半にはじまったライブが終わったのは23時半近くになっていた。なんか昔のDACHAMBOに戻った瞬間もあって、同窓会のような雰囲気にもなっていたファンにとっても幸福な時間だったに違いない。アンコールがないというのも、それだけ6人が6人のライブに集中していたということだろう。

 パーティー感のある空間。それがDACHAMBOの魅力で、みんながパーティーの参加者になれる。bukkaさんは、今年50歳を迎える。自分の好きなロックの道を歩みはじめるステージから発してくれた。DACHAMBOの5人も、5人で新しいDACHAMBOをクリエイトしていくだろう。4時間近くも踊らせてくれる日本のバンドって、そんなにあるわけじゃない。それを証明したライブだった。bukkaさん、とりあえずお疲れ様でした。DACHAMBO、これからも楽しませてくれ。ピース!

写真 = 宇宙大使☆スター

※次回のDEAL JAMは、DACHAMBOをフィーチャーして6月16日に開催するのでお楽しみに。

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