日本海に沈む夕日に包まれてのライブタイム。ここだけにしかないマジックアワー。【HOTFIELDインタビュー】

北陸を代表する夏フェス、ホットフィールド。なんといっても一番の特徴は、ステージ越しに富山湾に沈んでいく夕日を見られることだろう。ライブが進んでいくことによって、自然のライティングが会場を包む。新幹線の駅からも近く、北陸といっても関東からのアクセスも悪くない。キャンプインも可能で、キャンプしている人のためだけの真夜中のライブも行われる。このホットフィールドのブッキングなどを担当しているのが、フェス番長ことDACHAMBOのEIJIさん。進化するホットフィールドの今年を聞いた。

–––– ホットフィールドの特徴を教えてください。

 地元有志を中心に全国から集まってくれる賛同者と共に開催しているインディペンデントなフェスティバルです。会場の宮野運動公園は小高い丘、裸足でも歩ける全面芝生、緩やかな斜面からステージ後ろ沈む富山湾の極上の夕日をみなさんに見てもらいたい。夕日の時間帯は空がオレンジに染まり、言葉では言い表せない美しさです。夏の思い出を作るには最高のフェスティバルです。

–––– 去年から8月一週に開催されるようになりました。今後はここに固定する予定ですか。

 今年終わってみなければわかりませんが、来年も同じ時期を予定しています。やはりホットフィールドの名前通りに暑い時期に開催したいですね。

–––– 復活してから数年。少しずつフェスシーンも変化していると思います。フェスシーンの変化をどう捉えていますか。

 これだけ全国にフェスがあると、フェス自体が特別なものではなくなってきていると思います。フェスが一般的に浸透してきたこの時代だからこその差別化や特色、来るたびの驚きの創出が大切なのではないか?と思っています。

–––– それではホットフィールドで進化している部分とは?

 音楽のジャンルを固定せず、さまざまな層から支持を集めるべく受け口を広げることをテーマに取り組んでいます。実力のあるフェスアーティスト、新進気鋭の新人バンド、また全国区のアイドルまで、幅広い年齢層が同時に楽しめるブッキング。また来場者を飽きさせないコンテンツなども年々充実させることに努めています。

–––– 今年ならではの特色を教えてください。

 飲食エリアに新しいステージを作りました。日曜日、DJみそしるとMCごはんが登場します。また要望に応えてドックランができ、ペット連れのお客様も楽しめるようになりました。

–––– ホットフィールドを開催するにあたって、最も大切にしていることとは?

 地元黒部の良さをひとりでも多くに知ってもらいたいことです。富山や北陸だけではなく全国から人が集まって来て欲しいと願っています。はじめは開催するだけで精一杯でしたが、今では連続して遊びに来てくれているお客さんを大事にしながらも毎年新しいことができる場でありたいと思っています。

–––– キャンプしているお客さんはどのくらいいらっしゃいますか。

 例年1000名程度です。

–––– ここでどんな時間を過ごしてほしいですか。

 リラックスして過ごしてもらいたいです。ステージの前で踊るもよし、芝生に寝転んで音楽を聞くよし、県内外の美味しい出店に舌鼓もよし、自由にすごして大事な人と夕日を一緒に観てもらいたい。願わくばホットフィールドの1日がみなさんの思い出に残る良い1日になってもらいたいです。当日はかなり暑くなると思いますので熱中症には気をつけてくださいね。

写真=アリモトシンヤ


HOTFIELD 2018

開催日:8月4日(土)5日(日)

会場:黒部市宮野運動公園

出演:ACIDMAN、CHAI 、Dachambo、GLIM SPANKY、HIFANA、jizue、m-flo、PUSHIM×韻シスト、SOIL&”PIMP”SESSIONS (Guest:Awich)、SPECIAL OTHERS ACOUSTIC、STRAIGHTENER、WONK、竹原ピストル、他


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