atamanisyokku

Switch、Balance、88、Ljなど、数々のカルチャーマガジン&フリーペーパーの編集を歴任。国内外のフェスにも数多く参加し、フェスおじさんという愛称のもと、カウンターカルチャーやフェスカルチャーを広めている。

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音楽の自由。そんなことを感じさせてくれたMMWのビリー・マーティンが8年ぶりに来日。

 音楽は自由である。誰もがそんなことを思い、あるいは感じたことがあるはずだけれど、ライブにおいて、もっともそのことを感じさせてくれたバンドのひとつがM.M.W (メデスキー、マーティン&ウッド)のライブだった。その場の空気感を受け取り、そして自分たちの音で支配していく。暗い洞窟のなかを、明かりを求めてさまよい歩く。そんな感覚を、彼ら3人のライブから感じた。 このM.M.W のメンバーのひとりがビリー・マーティン。ドラムスではあるのだけど、グルーブを作りつつも、音を彩っていく。その意味ではパーカッションと位置付けたほうがわかりやすいかもしれない。 そのビリーが、8年ぶりに来日する。妖しい民俗楽器群を使ったソロ・パフォーマンスと、日本在住のミュージシャンとのセッションによる2部構成。この時間でしか味わうことのできない、濃密な時間が待っている。FRUE & BPM Presents ~Rhythm Sound and Magic~ feat. Billy Martin vs◆出演者Billy Martin (Medeski,Martin & Wood) / USA◆参加メンバーDay12018/7/12(木)八木美知依 (Electric koto)川村亘平斎(Gamelan&Vo)ケイタイモ(Bass) ermhoi (Vo)Day22018/7/13(金)芳垣 安洋 (Drum&Percussion)Ikue Mori (Electronics)ケイタイモ(Bass) Day32018/7/14(土)巻上 公一 (Voice)松永 誠剛 (Bass)NAOITO(Vo)木川 保奈美(Pandeiro)◆開催日2018年7月12日(木),13日(金),14日(土)開場 19:00/開演 19:30※30分程度、ソロパフォーマンス、休憩をはさみ、70分程度のセッションを予定。◆会場BPM

DEAL Exhibition、銀座で初開催!フェスをテーマに宇宙大使☆スター、林大輔、Gravityfreeが参加。

フェスという場所、フェスという時間がもたらしてくれるものとは何なのか。日常と違う空間に身を置くことで感じられる「感動」や「喜び」、そして「感謝」。それぞれの人が、さまざまな感情を抱く。フェスでひとりひとりが何を感じ、何を受け取り、写真やアートとしてそれをどう切り取っていったのか。フェスがもたらしてくれるそれぞれの物語。宇宙大使☆スターフジロックフェスティバル、朝霧ジャム、ロッキンジャパン、ライジングサンなど日本各地のフェスティバルでオフィシャルカメラマンを務め、オーディエンスをモチーフにした作品が特徴である。その一方、写真は生活を豊かにする、そんな想いで、自らも世界中を飛び回り、その日その場所でしか起こりえない情景、出会いを感じながら、あらゆるシーンでシャッターを切り続けている。Gravityfree2人から成る絵画作家。個人ではなく、共鳴し合う複数単位での思想を軸に、”Gravityfree”というひとつの作品を作り出す。絵画制作を中心に国内外の様々なシーンでのライブペイントショーや壁画制作など、東京を拠点に2001年より創作活動を続けている。林 大輔グレイトフルな音楽に取り憑かれアメリカ通いも早20年。ジャムバンド・シーンを追いかけてさまざまなフェスやショウを撮影。旅、音、自然をテーマに震える瞬間を九山八海這いずり回って探求中。Festival ViewDEAL Exhibition宇宙大使☆スター、林大輔、Gravityfree会期:7月14日(土)〜7月24日(火) 11:00〜20:00会場:Basement GINZA〒104-0061 東京都中央区銀座4丁目3−5 Ploom Shop 銀座店 B1F 協力:コールマン、コロンビア、 KEEN、Spoonful、フジロック、コロナ、日本ミュージックフェスティバル協会●オープニングレセプション 7月13日(金) 18時30分〜21時00分●トークイベント「フジロックコンシェルジュ場外編」 7月16日 (月・祝)17時〜   宇宙大使☆スター、Gravityfree、長谷部敦(MC)、菊地崇(DEAL/フェスおじさん)フジロックのテントサイトエントランス近くのステージで毎夜開催されている「フジロックコンシェルジュ」の銀座バージョン。フジロックの魅力、フェスの魅力を語ります。

【『ほたるの川のまもりびと』山田英治監督インタビュー】ダムに沈むかもしれない川原(こうばる)の日常を描く。

長崎県に川原(こうばる)という集落があります。里山の風景が残り、5月後半にはホタルが飛び交う静かな場所。この川原の日常を描いた映画『ほたるの川のまもりびと』。–– 川棚町の川原(こうばる)に最初に訪れたとき、どんなことを思いましたか。山田 民主党政権の時代に脱ダムの流れの後、ダムの問題はメディアにも取り上がられることが少なくなっていたから、下火になっているんじゃないかと思っていたんですね。行ってみたら半世紀前から苦しめられていて、その状況が今も続いていることに衝撃を受けたんです。反対運動をしている人たちが、自分のじいちゃんばあちゃんとか、親戚のおじちゃんおばちゃんのような人たちで、「あれ、これって普通の人たちだよね」って思って。その人たちが苦労されているということが事実としてあまりにも知られされていないので、それを伝えなきゃなって思ったんです。その伝える手段として、僕が実際に現地に足を運んだように、見ている人が疑似体験できるというか、実際にそこにいるように感じてもらって、川原の人に出会ってもらえるような手法がいいと思って、ドキュメンタリーというリアルな表現でやってみようと。帰りの飛行機のなかで企画書を作っていました。 –– 映画では川原の家族にスポットが当てられています。川原の日常を撮るということは、企画書を書いている段階で決めていたのですか。山田 反対運動っていうのはテレビでも伝わるし、僕もそういう印象を持っていました。けれどそうじゃない反対している人たちの普段の顔って意外に描かれていないんです。僕ら東京の人間にしてみれば、川原での暮らしはすごい豊かなものじゃないかって思ったんです。川で泳げるとかホタルが乱舞しているとかイノシシを食べているとか。その豊かな日常をドキュメンタリー映画という長いスパンで滞在していれば、絶対にいいものが撮れるし、意義のあるものになるんじゃないかなって思ったんです。